2008/01/24 21:24:00: 2007年下半期ライトノベルサイト杯投票
なんかここ一年以上、まるで感想を書いていないので気が引けるのですが……。まぁでもせっかくなので投票しちゃおうっ! ってことでひとつ。
[新規部門]
『たま◇なま ~生物は、何故死なない?~』(冬樹忍/魚/HJ文庫)(【07下期ラノベ投票/新規/9784894255708】)
新人さんのデビュー作にあたりが多く、もうほくほくなのですよ? そして、その一つがこれ。「第1回ノベルジャパン大賞」の大賞を堂々受賞した作品です。
物語の冒頭、厭世的な主人公・高校生である透のもとにあらわれたのは、鉱物生命体を名乗る由宇。それこそまるで"落ちモノ"のような幕開けです(笑。実際、厭世的な透と人間の常識をまるでしらない由宇の、テンポよく、そしてかみあわない会話に笑わされつつ、コメディ感覚で読み進めることができます。
しかしその楽しさはある意味フェイクで、一歩踏み込めば、人間とは異質な思考を持った鉱物生命体(=由宇)から「きさまら(=地球上の『生命』そのもの)は、何故、死なない/何故、生きているのだ」という猛毒の"問いかけ"が投げかけられます。しかもこの"問い"が、先刻まで笑わせてくれた"テンポよく、そしてかみあわない会話"からでてくるあたり、油断なりません。なかなかの手並みと言うべきでしょうか。
そしてそこからの展開は、主人公にとってなかなかにキツイものだったりして、ぱっと見に反してなかなかにハードな作品です。もちろんコメディ成分も健在で、そのあたりのバランス感覚はお見事の一言。
そしてその先/その末にさきほどの問い「きさまら(=地球上の『生命』そのもの)は、何故、死なない/何故、生きているのだ」に対する答え - それはもちろん、一面的なものであり、個人的なものであるという限界も持つものですが - を主人公が見いだす展開には感心しました。ある種"答えのない問題"に対し、逃げを打たずに真っ向から立ち向かっているのが非常に好印象です。
個人的には非常にポイントが高く、これからの続きに期待大! な作品ですね。
現時点(2008/01)では、3巻までシリーズが進んでいます。ちなみに第2弾『~あなたは、死にますか~』では第1巻とは逆に"死"というテーマと向き合っています。第3弾は、ちょっと箸休め的な展開でしょうか? なんてったって「南の島と海と女の子」! ……まぁ、その裏ではいろいろと事態が進行しているわけですが。
そんなかんじ(どんなかんじだ?)ですので、未読のかたはぜひどうぞお試しあれ!
『C^3 -シーキューブ-』(水瀬葉月/さそりがため/電撃文庫)(【07下期ラノベ投票/新規/9784840239752】)
水瀬さんの作品について語り出すと、自分語りにすり替わってしまうこと多々なので自重の方向で(苦笑。
"呪い"の影響を受けない主人公・夜知春亮のもとには、海外を放浪する父親のもとからさまざまな"呪われた道具"が送りつけられてきます。
今回送りつけられてきたもの。それは、正体は謎の立方体、でも人化すると全裸のせんべい泥棒(ロリ美少女)。で始まる新シリーズ。これまた、オープニングは"落ちモノ"。しかししかし、なにせ『ぼくと魔女式アポカリプス』の作者である水瀬さんのこと、そのままお気楽におはなしが終わるわけもなく……。
やがてやってくるのは呪われた"禍具(ワース)"を破壊することに執念を燃やす敵対組織の"騎士"。彼女と戦うなか、よみがえってくるのは道具として使われ呪われた忌まわしい記憶。
記憶/傷/呪い/絶望と、鬱要素もてんこ盛り。この人の書く鬱展開は"ただそれっぽくするために書いてみた"ではなく、物語展開やキャラクターと絡めて必然性を持たせているに成功していてよいですね。それと対置する形で描かれる現在/治癒/解呪/希望。こちらもしっかりと描いていて好印象。両者のせめぎ合いとギャップが、この作品のおいしいところでもあります。
そして忘れちゃいけないグロとエロ(笑。両者ともきっちり入っています。さすが水瀬さん、読者の期待を裏切らない(笑。
とはいえ今回、グロは抑えられているので、水瀬葉月作品初読のかたにもさほど問題はないでしょう。エロのほうは……あー、ねぇ? 一言「作者・絵師・編集のお三方、よく判っていらっしゃる」ということで(笑。
鬱エログロと同居系落ちモノの融合シリーズ、開始しました! 2008/01には2巻もでており、この先どうなるか、目が離せないシリーズです!
『幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ』(木ノ歌詠/尾崎弘宣/富士見ミステリー文庫)(【07下期ラノベ投票/新規/9784829164006】
とりあえず百合枠ってことで。……や、べつに百合だから投票するんじゃなくって、よい本だったから、なのですけれどー(笑。
閉塞的な田舎の町を舞台にした、二人の少女のガール・ミーツ・ガール物語。軽やかで悲しげで、現実離れしていて作り物めいていて、印象は夏の青空のように鮮やか。
2007年の7月、中学生の有賀海幸は、携帯の電波すら入らない田舎の町の廃線になったローカル線のレールの上で膝を抱くようにして横たわっていた。来るはずのない電車を待ちながら。彼女が飛び込み自殺をするはずだった、けれど一月前に廃線になってしまった電車を待ちながら。
そんな海幸に声をかけたのは、リガヤ - タガログ語で“幸せ”を意味する言葉 - と名乗る少女。彼女は海幸に手をさしのべ「君が望むなら、見せてあげる。幽霊鉄道を」と語りかける。リガヤの手に導かれた海幸が、廃線の先、一面のひまわり畑の中で見たのは一台の朽ち果てた車両。リガヤはそれと向き合うと宣言した。「-ボクがこいつを『幽霊鉄道』として甦らせてみせる!」と。
導入部にあたる"Overture"の流れはおおむねこんなかんじ(正直このまとめは意味不明もいいところのような気がしないでもないので、公式ページやほかのかたの紹介文など読んでいただければ、と)です。正直、この時点でやられていました(苦笑。廃線になった無人駅のホームと、一面のひまわり畑。自殺志願者の中学二年生海幸と、彼女の手を取って導き、朽ち果てた車両を「幽霊鉄道として甦らせてみせる!」と宣言するリガヤ。謎だらけで、そして先が気になってしかたのなくなる鮮烈なイメージを残す"前奏曲"でした。
そして始まる、二人の夏の日々。リガヤは海幸の家に居候し、海幸が自殺志願者になった理由が語られ、海幸がリガヤの「"幽霊鉄道"を甦らせる」計画を手伝うことになり……二人の関係が徐々に変化し深まってゆくさまが丁寧に描かれてゆきます。この二人の関係性の描き方なんて、百合好きのかたにはたまらないと思いますよ? わたし? えぇえぇ、もちろん速攻で落ちましたとも!
そして明らかになる、リガヤが"幽霊鉄道を甦らせ"ようとする理由とリガヤの"弱さ"。海幸がリガヤを理解し受け入れるところからクライマックスまでは、まさに一直線のスピード感。息を呑むようなクライマックスから凄絶なカタストロフィーを経て、二人はどこにたどり着いたのか。未読のかたは、ぜひご自身の目でお確かめくださいませ。
で、結論としては、よかった! 素晴らしいモノに出会えた! ってところです。もちろん弱点がないわけではないです。海幸がとらわれている、閉塞した田舎の町の描写が、いまひとつ現実感がないとか。二人の関係性には力を割いて描いているわりには内面に踏み込んでみせる切り込み方がいまひとつのような気がする、とか……。しかしそれはそれで、作品にどこか熱にうなされてみる夢のような、作り物めいていて現実感のない、けれどひどく蠱惑的で魅惑的な感覚を与えている要因であるようにも思うので、あげつらうのは野暮というものでしょう。
とにかく読み終えたときの印象は、降っていた雨がやんで太陽が雲からでたように、晴れ晴れとして爽快。作者の木ノ歌さん、ペンネームを変更されるとのことですが、今後の活躍にさらなる期待を!
『アストロノト!』(赤松中学/bomi/MF文庫J)(【07下期ラノベ投票/新規/9784840120821】)
ロケットということで、とりあえず手に取ってみました(笑。こちらも新人さんの作品(第3回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞)ですね。
で、読んでみたら……これがまた、素晴らしかったのです! ネタバレにならないように紹介文を書く自信がないので、とりあえずオフィシャルのページか他のかたがたの紹介文を読んでみていただきたいかな、と。オフィシャルサイトでは、冒頭部分をちょっと読んでみることもできますし。
まず、特筆されるべきは主人公が月を目指す理由。それが明らかになるのは物語も終盤のクライマックスで、なのですが……これがもう、とにかく素晴らしい! 下手なこと書くとネタバレになりかねないので自重しますが、そこにたどり着くまでに張り巡らせておいた伏線が一気に回収される怒濤の展開で、まさにセンス・オブ・ワンダー(死語?)! そして、それに比べれば地味なポイントかもしれませんが、月からの帰還に重要な役割を果たすとあるアイテム。それがなにであるかは、主人公たちには(完全には)判らないのですが、読者には判るようになっています。そしてこのポイントについても伏線は大量に張られていて、そこまでところどころ感じていた違和感を一気に払拭してくれました。「xxxxxxとしてどうよ?」と思っていた部分が、実は伏線になっていたという……。すなおに降参します。ハイ。
そして、主人公をはじめとする登場人物たちもよいかんじですね。主人公・ノトは、まっすぐで伸びやかな性格で、大切なところはがんとして譲らない。ここ一番での芯の強さは読んでいて気持ちよいものでした。彼が心を寄せるレンビアは"それなんてツンデレ?"(笑ではありますが、魅力的なヒロインとしてよく書けていると思います。ナキアミは……それなんてアルルゥ(ぉ? サベラも、懸命なだけではどうにもならない現実を背負うキャラクターとして、あえて泥をかぶることもできる人物としてきちんと描かれていて好印象。あと、今回はチョイ役でしたが、ハヤン帝国のちんまい(笑女帝・ユァンもなかなかのお気に入りです。
……とベタほめしてみましたが、やはり粗というかひっかかるところはいくつかあります。物語が主人公の一人称で語られるにもかかわらず、ノトが月を目指す理由が最期まで伏せられる、というのは、しかたのないこととはいえ、やはりちょっときびしいかな、と。あとは、導入部分のテンポがいまひとつだったのと、この物語単体で考えるとナキアミの恋心が余分な要素になってしまっているところ、そしてクライマックス後のパートが蛇足気味になってしまっていること。まぁ、ナキアミの恋心の扱いについては、2巻以降に期待、ということにしておきましょう。締めの部分が蛇足気味なのも、2巻以降への展開を考えて、ということであればある程度割り引いてもよいかと思えますし。
ちょっといらないことを書いて野暮をやってしまったかな、とも思いますが、文句なしのお奨め作品であることにかわりはありません。未読のかたはぜひ!<そればっかり書いてるな?
実は、これを書いている時点(2008/01/26)では2巻もAmazonに発注済みで、到着を待っているところだったりします(笑。その2巻の評判も、どうやら上々のようで、いやほんとうに、これからが楽しみです!
『神様の悪魔か少年』(中村 九郎/-/Style-F)(【07下期ラノベ投票/新規/9784829176580】)
[既存部門]
『戦闘城塞マスラヲ Vol.2 神々の分水嶺』(林トモアキ/上田夢人/角川スニーカー文庫)(【07下期ラノベ投票/既存/9784044266127】)
『クジラのソラ 04』(瀬尾つかさ/菊池政治/富士見ファンタジア文庫)(【07下期ラノベ投票/既存/9784829119785】)
『円環少女 (6) 太陽がくだけるとき』(長谷敏司/深遊/角川スニーカー文庫)(【07下期ラノベ投票/既存/9784044267087】)
『モノケロスの魔杖は穿つ 4』(伊都工平/巳島/MF文庫J)(【07下期ラノベ投票/既存/9784840121163】)
『Fate/Zero Vol.4 -煉獄の炎-』(虚淵玄/武内崇/TYPE-MOON)(【07下期ラノベ投票/既存/TYPEMOON:UA04】)
……とりあえず最低限のフォーマットはできたので、あとは感想を書き足さないと……。どうにか土曜までには~。
他にも楽しませてくれた作品はたくさんあったのですが、その中からあえて推したいものを選んでみました。リストに漏れた作品に言及するかどうかも迷ってのですが、今回はあえて言及しない方向で。
感想、まだ4つしか書けていないけれど、寝落ちが怖いのでとりあえずアップして投票~orz (@2008/01/26 19:40)
2007/12/20 10:19:27: そろそろ
少しは落ちついてきたので、せめてblogに書き残しておきます。
先日、2007/12/09に実家(父方)の祖父が死にました。
風呂に入って、なにがあったのかは判りませんが意識を失い、家族が気づいたときには手遅れだったそうです。風呂前にはふつうにばんごはんなど(父にあれ食えこれ食え言われながら)食べていたそうで、まったく突然のことでした。
祖母(これまた父方)のときは長患いの末の往生で、こちらも覚悟はしていましたし、ショックがなかったわけではありませんが「(看病していた家族ともども)ようやく楽になれねぇ」という、正直少し後ろめたい気持ちもありました。
でも今回のことはほんとうにいきなりで……わたし自身の中でも実感がわかず、どう始末をつけていいのか判らない気持ちがもやもやと残っています。いまでも、冬休みに帰省したらあの笑顔に会えそうな気がして、でもそれは決してそうではなくて……。ただただ茫然とした気持ちが宙に浮いたままです。
享年92歳ですから、世間的には大往生と言ってよいのでしょう。でもまだまだ、それはもちろん年相応に衰えてきてはいましたけれども健康で、家族には「これは100までいくねぇ」などと言われていた人でした。それだけに、繰り返しになりますが実感が薄くて、もう会えないということが嘘のようです。キツネに化かされているような心地、とでも言いましょうか。
……だんだん、わたし自身なにが書きたいのか判らなくなってきました(苦笑。たぶん、わたし自身の中でなんとか折り合いをつけたいだけなのだと思います。
「ヒドイやつだ」と言われるかもしれませんが、わたしは、死んだ人間なんてただの「もの」でしかないと思っているような人間です。葬式も法要も、しょせんは生き残り取り残されたものたちのためのものだと思っています。でも、死に顔を見せられても、焼かれて残った骨を拾っても、通夜に出席しても葬式が終わっても、まだわたしの中では「終わっていない」のです。正直、これはもう時間が解決してくれるのを待つしかないのでしょう。逆に言えば、時間さえ経てばこの行き場のない気持ちすら忘れてしまう、ということでもあります。それはきっとどうしようもないことで、でもそう思ってしまうわたし自身がいやでいやでたまらなくて。……いったいどうすればよいのでしょうかねぇ?
最後に。この日記を読んでしまった人、気分を悪くさせてしまったかもしれません。ごめんなさい。そしてもう一つ。もうしわけありませんが、おくやみのコメントなどは控えていただけると助かります。この文章は結局、自分自身のためだけに書いたものなのですので。では日記として公開なんてするな、とも言われそうですが、わたし自身が「けりをつける」ために、なにかの「かたち」として残したかったのです。もう一度、ごめんなさい。
……しかし1年ぶりのエントリーがこれですか(汗。
2006/12/26 23:42:56: おかいもの@2006/12/22
絶不調継続中。どうにかならんもんですか、これは?<だれに言っている
物欲だけあっても仕方がないのにー(哀。
- 龍の館の秘密 (谷原秋桜子/ミギー/創元推理文庫)
- 死者の村の少女 サーラの冒険 Extra (山本弘/幻超二/富士見ファンタジア文庫)
- スカイ・ステージ 新ソード・ワールドRPGリプレイ集NEXT (8) (藤澤さなえ/グループSNE/かわく/富士見ドラゴンブック)
- 新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz (1) 旅立ち・お祭り・子供たち (篠谷志乃/グループSNE/桐原いづみ/富士見ドラゴンブック)
- "文学少女"と繋がれた愚者 (野村美月/竹岡美穂/ファミ通文庫)
- マリア様がみてる クリスクロス (今野緒雪/ひびき玲音/コバルト文庫)
- 初恋マジカルブリッツ もっと大好き、してください! (あすか正太/天広直人/集英社スーパーダッシュ文庫)
- 戦う司書と追想の魔女 (山形石雄/前嶋重機/集英社スーパーダッシュ文庫)
- ソラにウサギがのぼるころ IV (平坂読/湊ヒロム/MF文庫J)
- つばさ 2 (麻生俊平/藤田香/MF文庫J)
- ゼロの使い魔 (10) (ヤマグチノボル/兎塚エイジ/MF文庫J)
- 蟲と眼球と白雪姫 (日日日/三月まうす/MF文庫J)
- ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~ (涼元悠一/一美/GA文庫)
- 涼宮ハルヒの憂鬱 (3) (ツガノガク/谷川流/角川コミックス・エース)
- わたしたちの田村くん (1) (倉藤倖/竹宮ゆゆこ/DENGEKI COMICS)
- 半分の月がのぼる空 (2) (B.たろう/橋本紡/DENGEKI COMICS)
- REC volume.6 (花見沢Q太郎/サンデーGXコミックス)
- げんしけん (9) 特装版 (木尾士目/アフタヌーンKC)
- COMIC RIN 2007年 01月号 (茜新社)
- 電撃大王 2007年 02月号 (メディアワークス)
- コミックハイ! 2007年 02月号 (メディアワークス)
- TECH GIAN 2007年 02月号 (エンターブレイン)
- レイナナ (PLAYM)
- ef - the first tale. (minori)
なんかもう眠くなってきたので、今日はここまでー。
2006/12/25 23:07:35: おかいもの@2006/12/15
積ん読増強期間、絶賛続行中……orz
- 太陽の塔 (森見登美彦/新潮文庫)
- しずるさんと無言の姫君たち The Silent Princess In The Unprincipled Tales (上遠野浩平/椋本夏夜/富士見ミステリー文庫)
- SHI-NO -シノ-愛の証明 (上月雨音/東条さかな/富士見ミステリー文庫)
- ぼくのご主人様!? 3 (鷹野祐希/和泉つばす/富士見ミステリー文庫)
- GOSICK VI -ゴシック・仮面舞踏会の夜- (桜庭一樹/武田日向/富士見ミステリー文庫)
- さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲 (壱乗寺かるた/日吉丸晃/富士見ミステリー文庫)
- 断章のグリム III 人魚姫・上 (甲田学人/三日月かける/電撃文庫)
- れじみる。 (藤原祐/椋本夏夜/電撃文庫)
- 化物語 下 (西尾維新/VOFAN/講談社BOX)
- 続・水惑星年代記 (大石まさる/YKコミックス)
- 楽園通信社綺談 (佐藤明機/Kyun Comics)
- ビブリオテーク・リヴ (佐藤明機/Kyun Comics)
- 鈴木式電磁気的国土拡張機 (粟岳高弘/Kyun Comics)
- ピクシーゲイル (1) (宮下未紀/角川コミックス ドラゴンJr.)
- ふぁみ☆すぴ!! (SkyFish)
- 夜明け前より瑠璃色な Brighter than dawning blue 初回限定版 (ARIA)
積んでるままなので書くことがない……orz
2006/12/10 12:41:31: FreeBSDでYouTube
2chの「初心者もOK! FreeBSD質問スレッド その80」で、神が降臨していたので転記。とりあえず忘れないうちに、ってことで。
418 名前:390[sage] 投稿日:2006/12/08(金) 05:29:24
>>407
youtubeをwww/firefoxでも音が聞こえるようにしてみた。
うpろだ↓にあげた。
ttp://www.csync.net/service/file/view.cgi?id=1165522736
youtube.tar.gzを解凍すると2つのファイルができるので、
1) cp patch-abc /usr/ports/www/mplayer-plugin/files を行ってからmplayer-pluginを(再)インストール。
2) greasemonkeyのアドオンをfirefoxに入れてなければ入れる。
3) youtubemplayer.user.jsをfirefoxで開き、greasemonkeyに登録する。
4) youtubeを視聴。(youtubeをgreasemonkeyで書換えてmplayerpluginでflvを再生させている。)
510 名前:418[sage] 投稿日:2006/12/09(土) 12:40:08
改造しましたのでアドレス変わりました。
ttp://www.csync.net/service/file/view.cgi?id=1165635338
blog等で紹介してもいいです。
お墨付きが出たので紹介してみました。あと、ファイルは流れてしまうともったいないので、こちらにも置いておきます。
2006/12/03 18:02:01: まんたんガジェット導入
"のべるのぶろぐ 2.0"経由で"まんたんウェブ"がブログ用ガジェットの提供をはじめたのを知ったので、とりあえず導入してみました。
レイアウト的にちょっと目立たないですかね? 工夫しないといけないかしらん。
それはそうと、まんたんウォッチャーの人、まだ知らないのでしょうかね? だとしたらお報せしないとー。
2006/12/05追記: とりあえずレイアウトを弄ってみました。サイドバーの最下段から上の方に持ってきたので、ぱっと見、目につきやすくなったのではないかと。
2006/12/05追記: あわわ、はてなでは(少なくともそのままでは)使えないので、貼っていなかったのですね。失礼しましたー。しかしあれですね。はてな側での対応が難しそう、ということであれば、まんたんウェブ側に頼んでみるとか……図々しいですかね?
2006/12/03 12:14:42: 再読感想: 『お・り・が・み』シリーズ

タイトル: お・り・が・み 天の門 (amazon)
お・り・が・み 龍の火 (amazon)
お・り・が・み 外の姫 (amazon)
お・り・が・み 獄の弓 (amazon)
お・り・が・み 正の闇 (amazon)
お・り・が・み 光の徒 (amazon)
お・り・が・み 澱の神 (amazon)
作者: 林トモアキ
絵師: 2C=がろあ~
レーベル: スニーカー文庫
まいじゃー主催「お・り・が・みキャラクター人気投票」のためと称して、シリーズ全巻再読してみました。……や、人気投票参加だけなら立派な「キャラクター紹介」が用意されていたんですけれどね。さすがtonboさん、仕事に隙がない(尊敬。
まーじゃーなんでかって言いますと、続編シリーズ『戦闘城塞マスラヲ』も始まったことですし、このあたりで一度まとめて読み返しておくのも悪くない、のではないかと思ってみたりしたからだったりしまして。
で、最初に結論。やっぱりこのシリーズおもしろいです。未読の方は、これから一気読みできる幸せを感じつつ、まとめ買いしちゃいましょう。だまされたと思って……だます気はないんですけれど、万が一この文章を読んでまとめ買いして「だまされた!」って方が出たら……すみませんすみません(汗。
閑話休題。
やっぱり一番の見所は、主人公(=ヒーロー)・"鈴蘭"の成長。シリーズ開始地点では世を拗ねていたいち女子高生が、最後には世界を救う存在に。しかもその優しいまなざし。ご都合主義だろうがなんだろうが、彼女抜きにはあの大団円はありえなかったことでしょう。
そしてアクション。帯にも"フルバトルメイドアクション"だの"フルバトルアクション"だの書かれていますし、このシリーズ最大のウリでしょう。次第にインフレーションしてゆく、登場人物たちの戦闘能力。それを活かした熱いバトル。必見。しかも、シリーズがきれいに適度な長さで完結しているので、キャラクターたちの強さが際限なくインフレーションしてゆく、というよろしくない事態をもうまく回避しています。
"鈴蘭"を取り巻くサブキャラクターたちも魅力的。ヒロイン的存在(笑)の"伊織貴瀬"は1巻(『天の門』)では「悪の組織だ」などと言い放つキャラクターづけをされていながら、実は結構繊細で根は善人。変身前・変身後のギャップはもはやギャグの域……でありながら、この世界の深淵を見せつけるキャラクターでもある"みーこ"。どうにも報われない"勇者"の"長谷部翔希"。かっとんだ言動が楽しい、しかしそれだけじゃ終わらない"翔希"のパートナー、過激シスター"クラリカ"。"鈴蘭"の妹にして白衣緋袴、見せ場たっぷりおいしいところを持ってゆく"睡蓮"。謎のロリ風味幼女、ミズノのバットをこよなく愛するリップルラップル。えとせとらえとせとら。
やー、楽しかったです。このところ体調不良もあって読書スピードが上がらず苦労しましたが、その甲斐はありました。
2006/12/03 08:53:38: おかいもの@2006/12/02
読書意欲の回復は未だ。どうしたもんでしょうなぁ(嘆息)。
この2週間、まいじゃーの「お・り・が・みキャラクター人気投票」のために『お・り・が・み』の再読をしていたくらい。う~ん……。
- 祈りの海 (グレッグ・イーガン/山岸真/ハヤカワ文庫SF)
- 神は沈黙せず (上) (山本弘/角川文庫)
- 神は沈黙せず (下) (山本弘/角川文庫)
- 天使が開けた密室 (谷原秋桜子/ミギー/創元推理文庫)
- くじびき勇者さま 2番札 誰がお荷物よ! (清水文化/牛木義隆/HJ文庫)
- Software Design 2006/12 (技術評論社)
『祈りの海』は、海燕さんところのチャットで奨められて。最近、SF熱が少し(ほんの少し)復活してきたかも。『神は沈黙せず』もその一環。海燕さんが「山本弘の最高傑作」って煽っていたし、まぁ騙されてみようかと(笑。
『天使が開けた密室』は、富士ミスから出ていた『激アルバイター・美波の事件簿 天使が開けた密室』に短編を追加しての再刊。創元が目をつけるのだから、どんなものかな? と思って。
ますます積ん読が増えてゆくけど、年内には消化……できればいいなぁ(ぉ。
2006/11/28 19:39:30: おかいもの@2006/11/25
ぼやいてばかりの今日このごろ。なんというか、もろもろ(全部、とは言わない)のことが悪い方向に回ってしまっているような……。
それでもとりあえず買い物。ちっとも読んで(プレイして)いないけれど(嘆息)。
- 遙かに仰ぎ、麗しの (PULLTOP)
- 銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again! (海原零/鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫)
- 銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so (海原零/鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫)
- COMIC RIN vol.24 (茜新社)
- 電撃大王 2007年 01月号 (メディアワークス)
- TECH GIAN 2007年 01月号 (エンターブレイン)
『かにしの』も『銀盤』も評判良いようなんですが、いまちょっと手をつけられない状態。どーしたもんでしょうねぇ。
2006/11/24 23:06:07: おかいもの@2006/11/23
ここのところ体調がちょっとひどい状態で、読書もゲームもまともにできてませんです。
いやまぁ、体調悪いのはいつものこと(ぉですが、今回は睡眠障害が悪化しているので始末が悪い。夜まともに眠れないと、昼間の活動に影響出まくりで……ほんと周囲にも迷惑かけてしまっているし。
と、まぁ、おもしろくも何ともない(ついでに誰も興味がない)わたしの生活のことはさておいて、恒例のおかいものメモ。
- なつぽち (ALcot)
- 猫の手冒険隊、集結! ソード・ワールドRPGリプレイ集xS (1) (清松みゆき/グループSNE/牛木義隆/富士見ドラゴンブック)
- ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3) (菊池たけし/F.E.A.R./佐々木あかね・ほか/富士見ドラゴンブック)
- ぺらぺらーず漫遊記 乙女の巻 ソード・ワールド短編集 (藤澤さなえ/かわく/富士見ファンタジア文庫)
- 天使は結果オーライ ロケットガール2 (野尻抱介/むっちりむぅにい/富士見ファンタジア文庫)
- 覇者の魔剣 抗いし者たちの系譜 (三浦良/KIRIN/富士見ファンタジア文庫)
- ソラにウサギがのぼるころ III (平坂読/湊ヒロム/MF文庫J)
- ネクラ少女は黒魔法で恋をする 3 (熊谷雅人/えれっと/MF文庫J)
- フェスティバル上等。 (三浦勇雄/屡那/MF文庫J)
- このライトノベルがすごい! 2007 (『このミステリーがすごい!』編集部/宝島社)
- もっけ 6 (熊倉隆敏/アフタヌーンKC)
リストアップだけで力尽きてしまったので、今日はここまで。しかし、まともに消化できる気がしませんですよ(泣。
2006/11/19 14:57:43: 感想: 『狼と香辛料 III』

タイトル: 狼と香辛料 III (amazon)
作者: 支倉凍砂
絵師: 文倉十
レーベル: 電撃文庫
出版年月日: 2006-10
ASIN: 4840235880
いまさら感漂いまくりではあるのですが、再読して改めて「おもしろい」と思ったので感想を。ま、ほんとにいまさらのいまさらなのですが。
旅の道連れとなった、行商人ロレンスと齢経た狼の化身にして豊穣の女神ホロ。ホロの故郷、北の町ヨイツを目指してクメルスンの町にやってきた二人。おりしも町は、冬の大市と祭の期間。そこで出会った魚商人アマーティはホロにひかれ、彼女をロレンスの手から奪うべく、ある契約を迫る……。
感想を書くにあたって1巻・2巻と読み比べたわけではないので、あくまでも個人的な印象なのですが、支倉さん、めきめき腕を上げているように感ぜられます。デビューから1年も経っていないことを考えると、これはなかなかたいしたことではないかと。
たとえば今回のおはなしの縦糸(と思うのですが)、信用取引(信用売り)についての説明の部分など、とても巧妙かと思います。信用売りについて知識のないアマーティに対して説明することで読者に対しても説明をしつつ、その後の描写で読者に対して随時知識を提供してゆく。そして、知識の提供として充分な役割を果たしているのみならず、それをストーリーに絡めつつ提出することで、読者に「これからどうなるんだろう?」というドキドキ感を与えることにも成功しています。達者なものだと思います。
全体の構成もなかなか。序盤ではロレンスとホロの掛け合いを交えながらゆったりとした描写で背景世界の魅力を伝え、そこからアマーティのホロへの求婚というイベントを使って一気に緊張感を盛り上げ、おはなしの縦糸となる商売の駆け引きへとはなしを持ってゆく。そこから、ロレンスとホロとの関係という横糸を交えておはなしの緊迫度をさらに上げて行き、大団円に持ってゆく。一冊を通してのおはなしの流れが、とてもしっかりしているのです。ほんと、なかなか堂に入ったものです。
さて、このシリーズの大きな魅力は、ライトノベルではほとんど扱われたことがない(と思うのですが)商売・経済をおはなしの主軸に持ってきていることにあることは異論をまたないところであると思うのですが、横糸を成すロレンスとホロとの丁々発止のやりとりも、また大きな魅力になっていると思います。このやりとり、というか会話文はめっぽううまくて、含みを持たせたやりとりが、二人の間で交わされます。ま、ほとんどの場合ホロの方が一枚上手を行っていてロレンスはしょっちゅう"ぎゃふん(死語)"という羽目に陥るわけですが。
それにとどまらない会話文の妙については、安眠練炭さんが2巻の感想で的確な指摘をなさっているので、そちらを参照するのが吉。非常に読みごたえのある感想ですので。
そして本作では、二人の間の絆にも進展が。ロレンスがホロの大切さに思い至ってのセリフ、「私は、積み荷を諦めたくないのです。それを再び荷台に載せられるのなら、多少の無理は通します」にはなんというかこう……かゆくなると言いますか(笑)。でもいいセリフでしょう?
そしてホロ。いや、必死になっているロレンスを見て、さぞかしやきもきしたことでしょう。彼女にはそんな気はちっともないのに、ロレンスはすれ違いに気がつかず商売勝負に必死になるありさま。そりゃあねぇ(苦笑)。
でもまぁ、最後にはおさまるところにおさまるべきものがおさまっての大団円。ともあれ、これからの二人の関係と旅の行く末が楽しみなシリーズです。
で、これはなんというか一読者のわがままというかなんというか、というはなしなのですが。支倉さんにはこのあたりで、シリーズ外の作品を一本書いてみていただきたいなぁ、と。これ以外のおはなしも書けるところを示して、安心させてほしいというか。
要は、これ以外にもネタ出しができてモチベーションを維持できるということを見せてほしい、ということなんですけれど。余計なお世話は百も承知で。
別に舞台はなんでも。またしてもの中世ヨーロッパ風ファンタジーだろうがガチの中世ヨーロッパものだろうがSFだろうが現代学園異能だろうが(笑)。もっともこれだけの会話を書ける力を持っている人なのですから、あまり心配はしていないんですけれどもねー。<矛盾気味
2006/11/19 11:02:16: おかいもの@2006/11/11
2週間も放置してました。まぁいろいろ。
まぁとりあえず生きています(ぉ。うん。どうにか。
でも本は買うんですよね。最近ちょっと手に負えなくなってきたので、整理することも考えないといけないかも~(嘆息)。
- 鬼ごっこ 1 (黒柾志西/REX COMICS)
- ボクのセカイをまもるひとex (谷川流/織澤あきふみ/電撃文庫)
- 絶世少女ディフェンソル (4) (マサト真希/芳住和之/電撃文庫)
- 天空のアルカミレス III アルカミレスキラー・ガール (三上延/純珪一/電撃文庫)
- タクティカル・ジャッジメント (9) (師走トオル/緋呂河とも/富士見ミステリー文庫)
- エクスプローラー4 仇敵撃破 (北山大詩/石田あきら/富士見ミステリー文庫)
- グラン・ヴァカンス 廃園の天使 (1) (飛浩隆/ハヤカワ文庫JA)
- すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた (ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/浅倉久志/ハヤカワ文庫FT)
- 化物語 上 (西尾維新/VOFAN/講談社BOX)
- 零崎軋識の人間ノック (西尾維新/竹/講談社ノベルス)
- 邪魅の雫 (京極夏彦/講談社ノベルス)
- オイディプス症候群 (笠井潔/カッパ・ノベルス)
- メイズプリズンの迷宮回帰 (上遠野浩平/斎藤岬/祥伝社ノン・ノベル)
- エロマンガ・スタディーズ 「快楽装置」としての漫画入門 (永山薫/イースト・プレス)
……ほんとにこんなに消化できるの?<自分で言うなー
2006/11/04 17:15:29: 感想: 『戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス』

タイトル: 戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス (amazon)
作者: 林トモアキ
絵師: 上田夢人
レーベル: スニーカー文庫
出版年月日: 2006-10-31
ASIN: 4044266115
『お・り・が・み』シリーズの林トモアキさんの新シリーズは、『お・り・が・み』数年後の世界を舞台に新たな主人公を据えたバトルロイヤルもの。実質的に『お・り・が・み』シリーズの続編といって良いでしょう。そのため、前作に登場した人物や用語、世界観の説明など、結構省略されている部分があります。できることなら前シリーズは読んでおいた方が、『戦闘城塞マスラヲ』の世界に入ってゆきやすいので、読んでおくのが吉です。といいますか『マスラヲ』を楽しめる人であれば『お・り・が・み』も楽しめるでしょうから、読んでおかなければ損! というものです。……tonboさんもイチオシされていますし、だまされたと思ってぜひぜひ。
主人公のヒデオは、就職のために上京したもののこれにことごとく失敗、世界から必要とされていないと感じてひきこもりになってしまった20歳。実家からの仕送りも止められ、"もはや死ぬしか"と思い詰めつつも、ゴミ捨て場でノートPCを拾ってしまう。ところがそのPCには、自称・超愉快型極悪感染ウィルスである、電子の精霊ウィル子(正式名称: Will.CO21)が取り憑いていた。
ウィル子はヒデオを、世界を律する聖魔王の座をかけた大会、聖魔杯に参加させるべくけしかける。もうあとがないヒデオは、ひきこもり脱出・負け犬返上を目指して、大会に参加することに! しかし彼は、これといった特技も持たないひきこもり。どうやってこの、超人・人外・魔人が参加する大会を勝ち抜いてゆくのか?
と、おはなしは、こんな具合に転がってゆきます。
で、感想。非常におもしろかった! 読んでいる最中はわくわくし、顔はきっとにやけっぱなしだったでしょう。ライトノベル読みを自称されていてまだ未読の方、さっさと買ってきて読みましょう。
……ってこれではさすがになんなので、もう少し。
主人公ヒデオは、物語開始時点ではどん底状態にある(……いやもちろん、単なる修辞です。現実世界、底を見通せばきりがないことは承知しております。ハイ)わけですが、大会に参加することで、その心はうずくまってうじうじしていることをやめ、前に進みはじめます。その描写が、なんとも言えず良いのです。とりあえず、地味ながらお気に入りの描写を引用。
ヒデオはそこに、人と人とのつながりを垣間見た。率直に言えば……楽しそう。面白そう。そんなワクワク感。これもまた、東京のアパートにこもって久しく味わっていない感覚だった。今回の生活用品を揃える買い物にしても、上京したての頃の、あの夢と希望に満ちていた感じが思い出された。
なんてことはない描写なのですが、凝り固まっていた主人公の心がほぐれてゆくことを示して、こちらまで"ワクワク"が伝わってくる、そんな楽しい文章です。いやほんと、ヒデオの心の動きのキュートなことといったら、これはもう萌えキャラですよ? 徹底的に目付きが悪くて、感情表現が乏しくて、でも萌えキャラ。
さて、バトルの方の話も。こちらの方はある意味王道。なんの取り柄もないヒデオといまいち能力不明なウィル子の二人が、運とハッタリと勢いで強敵を打ち破ってゆく展開は、お約束とはいえ、いえ、お約束だからこそ、読んでいて楽しめるものでした。これからどんな相手が出てくるか、それにどうやって勝ってゆくのか、先が楽しみです。
そしてヒデオをライバル視するリュータが主人公の"ANOTHER ROUND"にもお楽しみが。あの人が堂々と登場したりして、『お・り・が・み』シリーズの読者はニヤニヤしながら楽しめることでしょう。
とりあえず総括。新シリーズの滑り出しとしては上々で、続きが楽しみ。てか、早く次を読ませてください(笑)。
2006/11/04 11:53:20: 感想: 『PINK PARADE』

タイトル: PINK PARADE (amazon)
作者: 御形屋はるか
レーベル: マンサンコミックス
出版年月日: 2006-10-28
ASIN: 4408170267
御形屋はるかさんのまんが単行本も、これで確か9冊目(間違っていたらすみません)。過去に同タイトルで出版されていた単行本の新装版になります。最近の『To Heart 2』や『ぽてまよ』でファンになったという方にもぜひ読んでほしいですし、単行本未収録だった『PINK PARADE 湯けむり番外編』『華に嵐』『唇までの距離』が追加収録されていますので、旧版持っているよ、という旧来のファンの方にもぜひ、な単行本です。個人的には、旧版を手に取ったのが御形屋さんのファンになるきっかけだった、という、思い入れのある本でもあります。
単行本全体の印象としては、とにかくバラエティ豊かだな、と。実験的な作品も収録されていたりして、興味深い仕上がりになっています。もちろん、御形屋まんがの持ち味である(とわたしが勝手に考えている(汗)、やさしい味を持った作品も多く収録されていて、その魅力を充分に味わうことができるかと思います。
で、短編集ということで全体をまとめての感想というのはどうにも書きにくかったので、いくつかピックアップして書いてみます。
『PINK PARADE』: 表題作を飾っている連作。連邦保安庁長官ヴィンセント=ワイルドと、彼の気をひくために脱獄を繰り返す刑期999年の大悪党ハーシィ=チョコレートとの、ハイテンションコメディ。いやもーバカップル万歳? コメディだけでなく、他者を求めることの楽しさ・求められることの嬉しさも描かれていて、とても楽しくなれる作品群。
『おかしなふたり』: 男女逆転ラブコメディ。女の子みたいに繊細でやさしく、女の子になりたいとあこがれるような男の子が主人公。お相手の彼女は、そんな彼の"オスくさく"ないところを気に入った女の子。男女逆転なエッチシーンはとっーても楽しかった(ネタバレ?)!<趣味丸出し そしてラストシーン。とても素敵で、優しい気持ちになれる、そんな一本。わたしはこのお話、大好きです。
『LITTLE RED LOLLY POP』: 実験的な作品? おはなしも独特なのですが、絵の方でも実験をしているとのこと(あとがき参照)。少女が大人になってしまうことのどうしようもなさとか痛みとか切なさとか、そんなものがよく描かれていて、とても雰囲気のある作品。……まぁ男の(男の子がただ歳を重ねてしまったような、ダメな男の)わたしには、本当のところは理解できないものなんでしょうけれど。
『蔵の中』: 『LITTLE RED LOLLY POP』と、ある意味対になっているように感ぜられる一篇。どんどん先に行ってしまう女の子に取り残される男の子。置いてきぼりをくらった男の子は、いつか追いつくことができる日が来るんだろうか。個人的にとても好きなモチーフを、うまく料理してもらったような感じ。
『夏、還る。』: 複数の要素が絡んだ、ちょっと複雑な構成の一篇。それでもすらっと読めてしまうのは、御形屋さんの手腕なのでしょう。子どものころの不思議を、それが不思議ではなくなったいまも抱え続けている男の子の物語。そして、女の子において行かれてしまった男の子はいつまでも大人になれず中途半端な場所に取り残される。……そんなかんじで読んでいたのですが、御形屋さんのあとがきによると、もう少しべつの意図が込められていたようです。そうかー、なるほどー、というかんじです。
『天から花の降るごとく』: とりあえずウサギ耳萌え。……じゃなくて、いやそれはそれで正しかったりしますが、とりあえずおいておいて。他者からの好意の受け止め方を知らなかった少年が、それを教えられる物語。好意・受容・許容。癒しの一篇。
と、とりとめもなく書いてきましたが、こんなところで。これを読んでくださって御形屋さんの作品に興味を持ってもらえれば、とても嬉しいです。
2006/11/03 21:10:35: 感想: 『ワンコとリリー』
ここのところいろいろ(まぁいろいろ……)あってほとんどまともにゲームをしていなかったのですが、久々にコンプリートまでプレイ。
プレイしたのは『ワンコとリリー』。CUFFSさんから発売された、夏コミ(C70)&通販流通のソフトです。夏コミで購入したものの、いろいろあって(またかよ!)最近になってようやく手をつけた、というていたらくだったり。
シナリオライターのトノイケダイスケさんの実力はすでに旧作『水月』『さくらむすび』で知っている……というか、ほとんど信者状態だったりしますので、今回も期待しつつ安心してプレイに臨むことになりました。
で、感想ですが、やはり期待は裏切られることなく、素晴らしい時間を過ごすことができました。音楽もシナリオにマッチしていて、これもまた良い出来。ゲームのボリュームとしてはとても小規模なものなのですが、これはこれでありでしょう。
物語としてはとても単純で、事件らしい事件も起こりません。事件により物語を牽引するのではなく、日常の中で主人公がいろいろなことに気づいて癒されてゆくという、とても緩やかでやさしいおはなしになっています。
ただ、わたしの精神状態がアレゲなため、癒しだけでなく、ある種の不安・焦燥感を植え付けられてしまいました。やさしく穏やかな物語、それに引き替え自分は……という、まぁほとんど言いがかりのようなものです。こればっかりは、自分の精神状態が不安定だから、としか言いようがないかもしれません。
感想としてはいろいろと書くべきことがあるのですが、なんというか、いまはそんなことよりもゲームの余韻に浸っていたい気分(だったらこんな文章書くなって? まぁそうなんですけどー)。
以上、適当に書き殴ってしまったので、プレイの参考にはまったくなっていませんね。ほとんど自己満足のために書いています。客観的な評価をお望みであれば、適当に検索でもかけるのがよろしいかと思います。たとえば、宵待雨月さんの感想なんか、特に参考になるんではないでしょうか?
できるなら、再プレイの上でもうちょっとまともな感想を書きたいところですが……いつもがいつもですしねぇ(苦笑)。
2006/10/31 20:24:14: おかいもの@2006/10/31
どんどんひどいありさまになってゆく部屋の中、という現実から目を背けつつ、今日も買い物。これ絶対、整理しないとまずいんですけど……。
- 戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス (林トモアキ/上田夢人/スニーカー文庫)
- 円環少女 (4) よるべなき鉄槌 (長谷敏司/深遊/スニーカー文庫)
- 薔薇のマリア VI.BLOODRED SINGROOVE (十文字青/BUNBUN/スニーカー文庫)


















