2006/12/03 12:14:42: 再読感想: 『お・り・が・み』シリーズ

タイトル: お・り・が・み 天の門 (amazon)
お・り・が・み 龍の火 (amazon)
お・り・が・み 外の姫 (amazon)
お・り・が・み 獄の弓 (amazon)
お・り・が・み 正の闇 (amazon)
お・り・が・み 光の徒 (amazon)
お・り・が・み 澱の神 (amazon)
作者: 林トモアキ
絵師: 2C=がろあ~
レーベル: スニーカー文庫
まいじゃー主催「お・り・が・みキャラクター人気投票」のためと称して、シリーズ全巻再読してみました。……や、人気投票参加だけなら立派な「キャラクター紹介」が用意されていたんですけれどね。さすがtonboさん、仕事に隙がない(尊敬。
まーじゃーなんでかって言いますと、続編シリーズ『戦闘城塞マスラヲ』も始まったことですし、このあたりで一度まとめて読み返しておくのも悪くない、のではないかと思ってみたりしたからだったりしまして。
で、最初に結論。やっぱりこのシリーズおもしろいです。未読の方は、これから一気読みできる幸せを感じつつ、まとめ買いしちゃいましょう。だまされたと思って……だます気はないんですけれど、万が一この文章を読んでまとめ買いして「だまされた!」って方が出たら……すみませんすみません(汗。
閑話休題。
やっぱり一番の見所は、主人公(=ヒーロー)・"鈴蘭"の成長。シリーズ開始地点では世を拗ねていたいち女子高生が、最後には世界を救う存在に。しかもその優しいまなざし。ご都合主義だろうがなんだろうが、彼女抜きにはあの大団円はありえなかったことでしょう。
そしてアクション。帯にも"フルバトルメイドアクション"だの"フルバトルアクション"だの書かれていますし、このシリーズ最大のウリでしょう。次第にインフレーションしてゆく、登場人物たちの戦闘能力。それを活かした熱いバトル。必見。しかも、シリーズがきれいに適度な長さで完結しているので、キャラクターたちの強さが際限なくインフレーションしてゆく、というよろしくない事態をもうまく回避しています。
"鈴蘭"を取り巻くサブキャラクターたちも魅力的。ヒロイン的存在(笑)の"伊織貴瀬"は1巻(『天の門』)では「悪の組織だ」などと言い放つキャラクターづけをされていながら、実は結構繊細で根は善人。変身前・変身後のギャップはもはやギャグの域……でありながら、この世界の深淵を見せつけるキャラクターでもある"みーこ"。どうにも報われない"勇者"の"長谷部翔希"。かっとんだ言動が楽しい、しかしそれだけじゃ終わらない"翔希"のパートナー、過激シスター"クラリカ"。"鈴蘭"の妹にして白衣緋袴、見せ場たっぷりおいしいところを持ってゆく"睡蓮"。謎のロリ風味幼女、ミズノのバットをこよなく愛するリップルラップル。えとせとらえとせとら。
やー、楽しかったです。このところ体調不良もあって読書スピードが上がらず苦労しましたが、その甲斐はありました。
ちなみに参考まで。『光の徒』の感想と『澱の神』の感想も書いていますので、よろしかったらそちらもどうぞ。