2006/09/27 18:15:03: 感想: 『ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭 ~Chocolate in the cage~』
先日のおかいものメモで言及を忘れていたので、感想のエントリーを(ずいぶん久しぶりだなぁ……)。

タイトル: ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭 ~Chocolate in the cage~ (amazon)
作者: 御影
絵師: 若月さな
レーベル: 電撃文庫
出版年月日: 2006-09
ASIN: 4840235600
ミステリーの小道具を繰り込んだ学園演劇ファンタジー(長い……)、といったところでしょうか。帯の「学園ミステリー」というのは、少々無理があるかな、と思います。「ミステリー」よりは「ファンタジー」といった方がしっくりきますね。わたしには。
で、肝心の出来の方ですが、結構悪くないのではないかと。伏線の張り方やラストの「ひっくり返し」は、ミステリーの手法を援用していて悪くないつくりです。劇中劇(作中では「劇外劇」なることばも出てきますが、読者からしてみればそれもやはり劇中劇なわけで……)も物語の牽引力として充分に生かされています。
「惜しいな」と感じたのは、キャラクター、特に主人公にいま一歩魅力が足りないというか引き込まれるような何かを感じられなかった、というところでしょうか。おはなしの構成上、仕方がないこととは言えますが……難しいですね。
しかしこの作品、やはり人を選びそうです。わたしはそれなりに面白く読めましたけれど、キャラクターの魅力を前面に打ち出しすタイプの作品を求めていた方は、肩すかしを食わされたように感じるかもしれません。
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