カテゴリー: 読書
投稿者: さひろ
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なんかここ一年以上、まるで感想を書いていないので気が引けるのですが……。まぁでもせっかくなので投票しちゃおうっ! ってことでひとつ。


[新規部門]

  • 『たま◇なま ~生物は、何故死なない?~』(冬樹忍/魚/HJ文庫)(【07下期ラノベ投票/新規/9784894255708】)

    『たま◇なま ~生物は、何故死なない?~』

    新人さんのデビュー作にあたりが多く、もうほくほくなのですよ? そして、その一つがこれ。「第1回ノベルジャパン大賞」の大賞を堂々受賞した作品です。

    物語の冒頭、厭世的な主人公・高校生である透のもとにあらわれたのは、鉱物生命体を名乗る由宇。それこそまるで"落ちモノ"のような幕開けです(笑。実際、厭世的な透と人間の常識をまるでしらない由宇の、テンポよく、そしてかみあわない会話に笑わされつつ、コメディ感覚で読み進めることができます。

    しかしその楽しさはある意味フェイクで、一歩踏み込めば、人間とは異質な思考を持った鉱物生命体(=由宇)から「きさまら(=地球上の『生命』そのもの)は、何故、死なない/何故、生きているのだ」という猛毒の"問いかけ"が投げかけられます。しかもこの"問い"が、先刻まで笑わせてくれた"テンポよく、そしてかみあわない会話"からでてくるあたり、油断なりません。なかなかの手並みと言うべきでしょうか。

    そしてそこからの展開は、主人公にとってなかなかにキツイものだったりして、ぱっと見に反してなかなかにハードな作品です。もちろんコメディ成分も健在で、そのあたりのバランス感覚はお見事の一言。

    そしてその先/その末にさきほどの問い「きさまら(=地球上の『生命』そのもの)は、何故、死なない/何故、生きているのだ」に対する答え - それはもちろん、一面的なものであり、個人的なものであるという限界も持つものですが - を主人公が見いだす展開には感心しました。ある種"答えのない問題"に対し、逃げを打たずに真っ向から立ち向かっているのが非常に好印象です。

    個人的には非常にポイントが高く、これからの続きに期待大! な作品ですね。

    現時点(2008/01)では、3巻までシリーズが進んでいます。ちなみに第2弾『~あなたは、死にますか~』では第1巻とは逆に"死"というテーマと向き合っています。第3弾は、ちょっと箸休め的な展開でしょうか? なんてったって「南の島と海と女の子」! ……まぁ、その裏ではいろいろと事態が進行しているわけですが。

    そんなかんじ(どんなかんじだ?)ですので、未読のかたはぜひどうぞお試しあれ!

  • 『C^3 -シーキューブ-』(水瀬葉月/さそりがため/電撃文庫)(【07下期ラノベ投票/新規/9784840239752】)

    『C^3 -シーキューブ-』

    水瀬さんの作品について語り出すと、自分語りにすり替わってしまうこと多々なので自重の方向で(苦笑。

    "呪い"の影響を受けない主人公・夜知春亮のもとには、海外を放浪する父親のもとからさまざまな"呪われた道具"が送りつけられてきます。

    今回送りつけられてきたもの。それは、正体は謎の立方体、でも人化すると全裸のせんべい泥棒(ロリ美少女)。で始まる新シリーズ。これまた、オープニングは"落ちモノ"。しかししかし、なにせ『ぼくと魔女式アポカリプス』の作者である水瀬さんのこと、そのままお気楽におはなしが終わるわけもなく……。

    やがてやってくるのは呪われた"禍具(ワース)"を破壊することに執念を燃やす敵対組織の"騎士"。彼女と戦うなか、よみがえってくるのは道具として使われ呪われた忌まわしい記憶。

    記憶/傷/呪い/絶望と、鬱要素もてんこ盛り。この人の書く鬱展開は"ただそれっぽくするために書いてみた"ではなく、物語展開やキャラクターと絡めて必然性を持たせているに成功していてよいですね。それと対置する形で描かれる現在/治癒/解呪/希望。こちらもしっかりと描いていて好印象。両者のせめぎ合いとギャップが、この作品のおいしいところでもあります。

    そして忘れちゃいけないグロとエロ(笑。両者ともきっちり入っています。さすが水瀬さん、読者の期待を裏切らない(笑。

    とはいえ今回、グロは抑えられているので、水瀬葉月作品初読のかたにもさほど問題はないでしょう。エロのほうは……あー、ねぇ? 一言「作者・絵師・編集のお三方、よく判っていらっしゃる」ということで(笑。

    鬱エログロと同居系落ちモノの融合シリーズ、開始しました! 2008/01には2巻もでており、この先どうなるか、目が離せないシリーズです!

  • 『幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ』(木ノ歌詠/尾崎弘宣/富士見ミステリー文庫)(【07下期ラノベ投票/新規/9784829164006】

    『幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ』

    とりあえず百合枠ってことで。……や、べつに百合だから投票するんじゃなくって、よい本だったから、なのですけれどー(笑。

    閉塞的な田舎の町を舞台にした、二人の少女のガール・ミーツ・ガール物語。軽やかで悲しげで、現実離れしていて作り物めいていて、印象は夏の青空のように鮮やか。

    2007年の7月、中学生の有賀海幸は、携帯の電波すら入らない田舎の町の廃線になったローカル線のレールの上で膝を抱くようにして横たわっていた。来るはずのない電車を待ちながら。彼女が飛び込み自殺をするはずだった、けれど一月前に廃線になってしまった電車を待ちながら。

    そんな海幸に声をかけたのは、リガヤ - タガログ語で“幸せ”を意味する言葉 - と名乗る少女。彼女は海幸に手をさしのべ「君が望むなら、見せてあげる。幽霊鉄道を」と語りかける。リガヤの手に導かれた海幸が、廃線の先、一面のひまわり畑の中で見たのは一台の朽ち果てた車両。リガヤはそれと向き合うと宣言した。「-ボクがこいつを『幽霊鉄道』として甦らせてみせる!」と。

    導入部にあたる"Overture"の流れはおおむねこんなかんじ(正直このまとめは意味不明もいいところのような気がしないでもないので、公式ページやほかのかたの紹介文など読んでいただければ、と)です。正直、この時点でやられていました(苦笑。廃線になった無人駅のホームと、一面のひまわり畑。自殺志願者の中学二年生海幸と、彼女の手を取って導き、朽ち果てた車両を「幽霊鉄道として甦らせてみせる!」と宣言するリガヤ。謎だらけで、そして先が気になってしかたのなくなる鮮烈なイメージを残す"前奏曲"でした。

    そして始まる、二人の夏の日々。リガヤは海幸の家に居候し、海幸が自殺志願者になった理由が語られ、海幸がリガヤの「"幽霊鉄道"を甦らせる」計画を手伝うことになり……二人の関係が徐々に変化し深まってゆくさまが丁寧に描かれてゆきます。この二人の関係性の描き方なんて、百合好きのかたにはたまらないと思いますよ? わたし? えぇえぇ、もちろん速攻で落ちましたとも!

    そして明らかになる、リガヤが"幽霊鉄道を甦らせ"ようとする理由とリガヤの"弱さ"。海幸がリガヤを理解し受け入れるところからクライマックスまでは、まさに一直線のスピード感。息を呑むようなクライマックスから凄絶なカタストロフィーを経て、二人はどこにたどり着いたのか。未読のかたは、ぜひご自身の目でお確かめくださいませ。

    で、結論としては、よかった! 素晴らしいモノに出会えた! ってところです。もちろん弱点がないわけではないです。海幸がとらわれている、閉塞した田舎の町の描写が、いまひとつ現実感がないとか。二人の関係性には力を割いて描いているわりには内面に踏み込んでみせる切り込み方がいまひとつのような気がする、とか……。しかしそれはそれで、作品にどこか熱にうなされてみる夢のような、作り物めいていて現実感のない、けれどひどく蠱惑的で魅惑的な感覚を与えている要因であるようにも思うので、あげつらうのは野暮というものでしょう。

    とにかく読み終えたときの印象は、降っていた雨がやんで太陽が雲からでたように、晴れ晴れとして爽快。作者の木ノ歌さん、ペンネームを変更されるとのことですが、今後の活躍にさらなる期待を!

  • 『アストロノト!』(赤松中学/bomi/MF文庫J)(【07下期ラノベ投票/新規/9784840120821】)

    『アストロノト!』

    ロケットということで、とりあえず手に取ってみました(笑。こちらも新人さんの作品(第3回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞)ですね。

    で、読んでみたら……これがまた、素晴らしかったのです! ネタバレにならないように紹介文を書く自信がないので、とりあえずオフィシャルのページか他のかたがたの紹介文を読んでみていただきたいかな、と。オフィシャルサイトでは、冒頭部分をちょっと読んでみることもできますし。

    まず、特筆されるべきは主人公が月を目指す理由。それが明らかになるのは物語も終盤のクライマックスで、なのですが……これがもう、とにかく素晴らしい! 下手なこと書くとネタバレになりかねないので自重しますが、そこにたどり着くまでに張り巡らせておいた伏線が一気に回収される怒濤の展開で、まさにセンス・オブ・ワンダー(死語?)! そして、それに比べれば地味なポイントかもしれませんが、月からの帰還に重要な役割を果たすとあるアイテム。それがなにであるかは、主人公たちには(完全には)判らないのですが、読者には判るようになっています。そしてこのポイントについても伏線は大量に張られていて、そこまでところどころ感じていた違和感を一気に払拭してくれました。「xxxxxxとしてどうよ?」と思っていた部分が、実は伏線になっていたという……。すなおに降参します。ハイ。

    そして、主人公をはじめとする登場人物たちもよいかんじですね。主人公・ノトは、まっすぐで伸びやかな性格で、大切なところはがんとして譲らない。ここ一番での芯の強さは読んでいて気持ちよいものでした。彼が心を寄せるレンビアは"それなんてツンデレ?"(笑ではありますが、魅力的なヒロインとしてよく書けていると思います。ナキアミは……それなんてアルルゥ(ぉ? サベラも、懸命なだけではどうにもならない現実を背負うキャラクターとして、あえて泥をかぶることもできる人物としてきちんと描かれていて好印象。あと、今回はチョイ役でしたが、ハヤン帝国のちんまい(笑女帝・ユァンもなかなかのお気に入りです。

    ……とベタほめしてみましたが、やはり粗というかひっかかるところはいくつかあります。物語が主人公の一人称で語られるにもかかわらず、ノトが月を目指す理由が最期まで伏せられる、というのは、しかたのないこととはいえ、やはりちょっときびしいかな、と。あとは、導入部分のテンポがいまひとつだったのと、この物語単体で考えるとナキアミの恋心が余分な要素になってしまっているところ、そしてクライマックス後のパートが蛇足気味になってしまっていること。まぁ、ナキアミの恋心の扱いについては、2巻以降に期待、ということにしておきましょう。締めの部分が蛇足気味なのも、2巻以降への展開を考えて、ということであればある程度割り引いてもよいかと思えますし。

    ちょっといらないことを書いて野暮をやってしまったかな、とも思いますが、文句なしのお奨め作品であることにかわりはありません。未読のかたはぜひ!<そればっかり書いてるな?

    実は、これを書いている時点(2008/01/26)では2巻もAmazonに発注済みで、到着を待っているところだったりします(笑。その2巻の評判も、どうやら上々のようで、いやほんとうに、これからが楽しみです!

  • 『神様の悪魔か少年』(中村 九郎/-/Style-F)(【07下期ラノベ投票/新規/9784829176580】)

    『神様の悪魔か少年』


[既存部門]


……とりあえず最低限のフォーマットはできたので、あとは感想を書き足さないと……。どうにか土曜までには~。

他にも楽しませてくれた作品はたくさんあったのですが、その中からあえて推したいものを選んでみました。リストに漏れた作品に言及するかどうかも迷ってのですが、今回はあえて言及しない方向で。

感想、まだ4つしか書けていないけれど、寝落ちが怖いのでとりあえずアップして投票~orz (@2008/01/26 19:40)

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お・り・が・み 天の門

タイトル: お・り・が・み 天の門 (amazon)

お・り・が・み 龍の火 (amazon)

お・り・が・み 外の姫 (amazon)

お・り・が・み 獄の弓 (amazon)

お・り・が・み 正の闇 (amazon)

お・り・が・み 光の徒 (amazon)

お・り・が・み 澱の神 (amazon)

作者: 林トモアキ

絵師: 2C=がろあ~

レーベル: スニーカー文庫

 

まいじゃー主催「お・り・が・みキャラクター人気投票」のためと称して、シリーズ全巻再読してみました。……や、人気投票参加だけなら立派な「キャラクター紹介」が用意されていたんですけれどね。さすがtonboさん、仕事に隙がない(尊敬。

まーじゃーなんでかって言いますと、続編シリーズ『戦闘城塞マスラヲ』も始まったことですし、このあたりで一度まとめて読み返しておくのも悪くない、のではないかと思ってみたりしたからだったりしまして。

で、最初に結論。やっぱりこのシリーズおもしろいです。未読の方は、これから一気読みできる幸せを感じつつ、まとめ買いしちゃいましょう。だまされたと思って……だます気はないんですけれど、万が一この文章を読んでまとめ買いして「だまされた!」って方が出たら……すみませんすみません(汗。

閑話休題。

やっぱり一番の見所は、主人公(=ヒーロー)・"鈴蘭"の成長。シリーズ開始地点では世を拗ねていたいち女子高生が、最後には世界を救う存在に。しかもその優しいまなざし。ご都合主義だろうがなんだろうが、彼女抜きにはあの大団円はありえなかったことでしょう。

そしてアクション。帯にも"フルバトルメイドアクション"だの"フルバトルアクション"だの書かれていますし、このシリーズ最大のウリでしょう。次第にインフレーションしてゆく、登場人物たちの戦闘能力。それを活かした熱いバトル。必見。しかも、シリーズがきれいに適度な長さで完結しているので、キャラクターたちの強さが際限なくインフレーションしてゆく、というよろしくない事態をもうまく回避しています。

"鈴蘭"を取り巻くサブキャラクターたちも魅力的。ヒロイン的存在(笑)の"伊織貴瀬"は1巻(『天の門』)では「悪の組織だ」などと言い放つキャラクターづけをされていながら、実は結構繊細で根は善人。変身前・変身後のギャップはもはやギャグの域……でありながら、この世界の深淵を見せつけるキャラクターでもある"みーこ"。どうにも報われない"勇者"の"長谷部翔希"。かっとんだ言動が楽しい、しかしそれだけじゃ終わらない"翔希"のパートナー、過激シスター"クラリカ"。"鈴蘭"の妹にして白衣緋袴、見せ場たっぷりおいしいところを持ってゆく"睡蓮"。謎のロリ風味幼女、ミズノのバットをこよなく愛するリップルラップル。えとせとらえとせとら。

やー、楽しかったです。このところ体調不良もあって読書スピードが上がらず苦労しましたが、その甲斐はありました。

ちなみに参考まで。『光の徒』の感想『澱の神』の感想も書いていますので、よろしかったらそちらもどうぞ。

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2006/11/19 14:57:43: 感想: 『狼と香辛料 III』

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狼と香辛料 III

タイトル: 狼と香辛料 III (amazon)

作者: 支倉凍砂

絵師: 文倉十

レーベル: 電撃文庫

出版年月日: 2006-10

ASIN: 4840235880

 

いまさら感漂いまくりではあるのですが、再読して改めて「おもしろい」と思ったので感想を。ま、ほんとにいまさらのいまさらなのですが。

 

旅の道連れとなった、行商人ロレンスと齢経た狼の化身にして豊穣の女神ホロ。ホロの故郷、北の町ヨイツを目指してクメルスンの町にやってきた二人。おりしも町は、冬の大市と祭の期間。そこで出会った魚商人アマーティはホロにひかれ、彼女をロレンスの手から奪うべく、ある契約を迫る……。

 

感想を書くにあたって1巻・2巻と読み比べたわけではないので、あくまでも個人的な印象なのですが、支倉さん、めきめき腕を上げているように感ぜられます。デビューから1年も経っていないことを考えると、これはなかなかたいしたことではないかと。

たとえば今回のおはなしの縦糸(と思うのですが)、信用取引(信用売り)についての説明の部分など、とても巧妙かと思います。信用売りについて知識のないアマーティに対して説明することで読者に対しても説明をしつつ、その後の描写で読者に対して随時知識を提供してゆく。そして、知識の提供として充分な役割を果たしているのみならず、それをストーリーに絡めつつ提出することで、読者に「これからどうなるんだろう?」というドキドキ感を与えることにも成功しています。達者なものだと思います。

全体の構成もなかなか。序盤ではロレンスとホロの掛け合いを交えながらゆったりとした描写で背景世界の魅力を伝え、そこからアマーティのホロへの求婚というイベントを使って一気に緊張感を盛り上げ、おはなしの縦糸となる商売の駆け引きへとはなしを持ってゆく。そこから、ロレンスとホロとの関係という横糸を交えておはなしの緊迫度をさらに上げて行き、大団円に持ってゆく。一冊を通してのおはなしの流れが、とてもしっかりしているのです。ほんと、なかなか堂に入ったものです。

 

さて、このシリーズの大きな魅力は、ライトノベルではほとんど扱われたことがない(と思うのですが)商売・経済をおはなしの主軸に持ってきていることにあることは異論をまたないところであると思うのですが、横糸を成すロレンスとホロとの丁々発止のやりとりも、また大きな魅力になっていると思います。このやりとり、というか会話文はめっぽううまくて、含みを持たせたやりとりが、二人の間で交わされます。ま、ほとんどの場合ホロの方が一枚上手を行っていてロレンスはしょっちゅう"ぎゃふん(死語)"という羽目に陥るわけですが。

それにとどまらない会話文の妙については、安眠練炭さんが2巻の感想で的確な指摘をなさっているので、そちらを参照するのが吉。非常に読みごたえのある感想ですので。

 

そして本作では、二人の間の絆にも進展が。ロレンスがホロの大切さに思い至ってのセリフ、「私は、積み荷を諦めたくないのです。それを再び荷台に載せられるのなら、多少の無理は通します」にはなんというかこう……かゆくなると言いますか(笑)。でもいいセリフでしょう?

そしてホロ。いや、必死になっているロレンスを見て、さぞかしやきもきしたことでしょう。彼女にはそんな気はちっともないのに、ロレンスはすれ違いに気がつかず商売勝負に必死になるありさま。そりゃあねぇ(苦笑)。

でもまぁ、最後にはおさまるところにおさまるべきものがおさまっての大団円。ともあれ、これからの二人の関係と旅の行く末が楽しみなシリーズです。

 

で、これはなんというか一読者のわがままというかなんというか、というはなしなのですが。支倉さんにはこのあたりで、シリーズ外の作品を一本書いてみていただきたいなぁ、と。これ以外のおはなしも書けるところを示して、安心させてほしいというか。

要は、これ以外にもネタ出しができてモチベーションを維持できるということを見せてほしい、ということなんですけれど。余計なお世話は百も承知で。

別に舞台はなんでも。またしてもの中世ヨーロッパ風ファンタジーだろうがガチの中世ヨーロッパものだろうがSFだろうが現代学園異能だろうが(笑)。もっともこれだけの会話を書ける力を持っている人なのですから、あまり心配はしていないんですけれどもねー。<矛盾気味

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戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス

タイトル: 戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス (amazon)

作者: 林トモアキ

絵師: 上田夢人

レーベル: スニーカー文庫

出版年月日: 2006-10-31

ASIN: 4044266115

 

『お・り・が・み』シリーズの林トモアキさんの新シリーズは、『お・り・が・み』数年後の世界を舞台に新たな主人公を据えたバトルロイヤルもの。実質的に『お・り・が・み』シリーズの続編といって良いでしょう。そのため、前作に登場した人物や用語、世界観の説明など、結構省略されている部分があります。できることなら前シリーズは読んでおいた方が、『戦闘城塞マスラヲ』の世界に入ってゆきやすいので、読んでおくのが吉です。といいますか『マスラヲ』を楽しめる人であれば『お・り・が・み』も楽しめるでしょうから、読んでおかなければ損! というものです。……tonboさんもイチオシされていますし、だまされたと思ってぜひぜひ。

 

主人公のヒデオは、就職のために上京したもののこれにことごとく失敗、世界から必要とされていないと感じてひきこもりになってしまった20歳。実家からの仕送りも止められ、"もはや死ぬしか"と思い詰めつつも、ゴミ捨て場でノートPCを拾ってしまう。ところがそのPCには、自称・超愉快型極悪感染ウィルスである、電子の精霊ウィル子(正式名称: Will.CO21)が取り憑いていた。

ウィル子はヒデオを、世界を律する聖魔王の座をかけた大会、聖魔杯に参加させるべくけしかける。もうあとがないヒデオは、ひきこもり脱出・負け犬返上を目指して、大会に参加することに! しかし彼は、これといった特技も持たないひきこもり。どうやってこの、超人・人外・魔人が参加する大会を勝ち抜いてゆくのか?

と、おはなしは、こんな具合に転がってゆきます。

 

で、感想。非常におもしろかった! 読んでいる最中はわくわくし、顔はきっとにやけっぱなしだったでしょう。ライトノベル読みを自称されていてまだ未読の方、さっさと買ってきて読みましょう。

……ってこれではさすがになんなので、もう少し。

主人公ヒデオは、物語開始時点ではどん底状態にある(……いやもちろん、単なる修辞です。現実世界、底を見通せばきりがないことは承知しております。ハイ)わけですが、大会に参加することで、その心はうずくまってうじうじしていることをやめ、前に進みはじめます。その描写が、なんとも言えず良いのです。とりあえず、地味ながらお気に入りの描写を引用。

ヒデオはそこに、人と人とのつながりを垣間見た。率直に言えば……楽しそう。面白そう。そんなワクワク感。これもまた、東京のアパートにこもって久しく味わっていない感覚だった。今回の生活用品を揃える買い物にしても、上京したての頃の、あの夢と希望に満ちていた感じが思い出された。

なんてことはない描写なのですが、凝り固まっていた主人公の心がほぐれてゆくことを示して、こちらまで"ワクワク"が伝わってくる、そんな楽しい文章です。いやほんと、ヒデオの心の動きのキュートなことといったら、これはもう萌えキャラですよ? 徹底的に目付きが悪くて、感情表現が乏しくて、でも萌えキャラ。

 

さて、バトルの方の話も。こちらの方はある意味王道。なんの取り柄もないヒデオといまいち能力不明なウィル子の二人が、運とハッタリと勢いで強敵を打ち破ってゆく展開は、お約束とはいえ、いえ、お約束だからこそ、読んでいて楽しめるものでした。これからどんな相手が出てくるか、それにどうやって勝ってゆくのか、先が楽しみです。

 

そしてヒデオをライバル視するリュータが主人公の"ANOTHER ROUND"にもお楽しみが。あの人が堂々と登場したりして、『お・り・が・み』シリーズの読者はニヤニヤしながら楽しめることでしょう。

 

とりあえず総括。新シリーズの滑り出しとしては上々で、続きが楽しみ。てか、早く次を読ませてください(笑)。

ローカルトラックバック
再読感想: 『お・り・が・み』シリーズ: タイトル: お・り・が・み 天の門 (amazon) お・り・が・み 龍の火 (amazon) お・り・が・み 外の姫 (amazon) お・り・が・み 獄の弓 (amazon) お・り・が・み 正の闇 (amazon) お・り・が・み 光の徒 (am...
2006-12-03
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2006/11/04 11:53:20: 感想: 『PINK PARADE』

カテゴリー: 読書
投稿者: さひろ
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PINK PARADE

タイトル: PINK PARADE (amazon)

作者: 御形屋はるか

レーベル: マンサンコミックス

出版年月日: 2006-10-28

ASIN: 4408170267

 

御形屋はるかさんのまんが単行本も、これで確か9冊目(間違っていたらすみません)。過去に同タイトルで出版されていた単行本の新装版になります。最近の『To Heart 2』や『ぽてまよ』でファンになったという方にもぜひ読んでほしいですし、単行本未収録だった『PINK PARADE 湯けむり番外編』『華に嵐』『唇までの距離』が追加収録されていますので、旧版持っているよ、という旧来のファンの方にもぜひ、な単行本です。個人的には、旧版を手に取ったのが御形屋さんのファンになるきっかけだった、という、思い入れのある本でもあります。

単行本全体の印象としては、とにかくバラエティ豊かだな、と。実験的な作品も収録されていたりして、興味深い仕上がりになっています。もちろん、御形屋まんがの持ち味である(とわたしが勝手に考えている(汗)、やさしい味を持った作品も多く収録されていて、その魅力を充分に味わうことができるかと思います。

で、短編集ということで全体をまとめての感想というのはどうにも書きにくかったので、いくつかピックアップして書いてみます。

 

『PINK PARADE』: 表題作を飾っている連作。連邦保安庁長官ヴィンセント=ワイルドと、彼の気をひくために脱獄を繰り返す刑期999年の大悪党ハーシィ=チョコレートとの、ハイテンションコメディ。いやもーバカップル万歳? コメディだけでなく、他者を求めることの楽しさ・求められることの嬉しさも描かれていて、とても楽しくなれる作品群。

『おかしなふたり』: 男女逆転ラブコメディ。女の子みたいに繊細でやさしく、女の子になりたいとあこがれるような男の子が主人公。お相手の彼女は、そんな彼の"オスくさく"ないところを気に入った女の子。男女逆転なエッチシーンはとっーても楽しかった(ネタバレ?)!<趣味丸出し そしてラストシーン。とても素敵で、優しい気持ちになれる、そんな一本。わたしはこのお話、大好きです。

『LITTLE RED LOLLY POP』: 実験的な作品? おはなしも独特なのですが、絵の方でも実験をしているとのこと(あとがき参照)。少女が大人になってしまうことのどうしようもなさとか痛みとか切なさとか、そんなものがよく描かれていて、とても雰囲気のある作品。……まぁ男の(男の子がただ歳を重ねてしまったような、ダメな男の)わたしには、本当のところは理解できないものなんでしょうけれど。

『蔵の中』: 『LITTLE RED LOLLY POP』と、ある意味対になっているように感ぜられる一篇。どんどん先に行ってしまう女の子に取り残される男の子。置いてきぼりをくらった男の子は、いつか追いつくことができる日が来るんだろうか。個人的にとても好きなモチーフを、うまく料理してもらったような感じ。

『夏、還る。』: 複数の要素が絡んだ、ちょっと複雑な構成の一篇。それでもすらっと読めてしまうのは、御形屋さんの手腕なのでしょう。子どものころの不思議を、それが不思議ではなくなったいまも抱え続けている男の子の物語。そして、女の子において行かれてしまった男の子はいつまでも大人になれず中途半端な場所に取り残される。……そんなかんじで読んでいたのですが、御形屋さんのあとがきによると、もう少しべつの意図が込められていたようです。そうかー、なるほどー、というかんじです。

『天から花の降るごとく』: とりあえずウサギ耳萌え。……じゃなくて、いやそれはそれで正しかったりしますが、とりあえずおいておいて。他者からの好意の受け止め方を知らなかった少年が、それを教えられる物語。好意・受容・許容。癒しの一篇。

 

と、とりとめもなく書いてきましたが、こんなところで。これを読んでくださって御形屋さんの作品に興味を持ってもらえれば、とても嬉しいです。

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クジラのソラ 01

タイトル: クジラのソラ 01 (amazon)

作者: 瀬尾つかさ

絵師: 菊池政治

レーベル: 富士見ファンタジア文庫

出版年月日: 2006-09-20

ASIN: 4829118628

 

いやこれは良いものです。読んでいる最中は、ずっとわくわくしてページを繰っていました。でもこれSFだし、楽しんでいるのは少数派かも……と思っていましたが、tonboさんが絶賛されていたり、ほかにも多くの方が高く評価しているのをみて、意を強くしました。ひょっとして結構受け入れられ要素はある?

それはそれとして、いちおう作品紹介なぞ。

10年前、圧倒的な異星人の艦隊の前に全面降伏した地球人。彼らに異星人『ゼイ』から課せられたのはたった一つ。≪ゲーム≫と、そのワールドチャンピオンは異星人の艦隊により宇宙に招かれるというシステム。そのためだけに作られる閉鎖小宇宙で艦隊をぶつけ合い、恒星を奪い合う≪ゲーム≫。そんな≪ゲーム≫に人々は熱狂し、その裏では異星人のテクノロジーのかけらを手に入れんとして政府が暗躍する。そんなSF世界を舞台にする物語。

……と自分なりに作品紹介もどきを書き始めてみましたが、冷静に考えればweb KADOKAWAの作品紹介ページをリンクしておけばそれで済む、という話も(苦笑)。

閑話休題。その≪ゲーム≫にさまざまなものを奪われた少女・桟敷原雫と少年・門倉聖一が出会うところから物語は動き始めます。

とにかくおもしろかったです。シリーズ開幕となるこの本では、あとで展開されていく(であろう)SF的な要素のパーツ・伏線をちりばめつつ、≪ゲーム≫で勝ち上がるために懸命に努力する少女・少年たちの姿を描くことを縦糸として、物語は進行します。

宇宙に旅立った兄を追いかける桟敷原雫は、≪ゲーム≫の能力で上を行くチームの仲間たちに嫉妬して、それでも折れずたゆまず努力を続けてゆきます。実はわたし、こういった話(キャラクター)にとても弱いです(笑)。自分の才能に限界を感じ能力を疑いそれでも努力を止めない彼女の姿は、とても魅力的(個人的に古傷をえぐられたり(苦笑))。

若き天才メカニックとして過去2度のワールドグランプリ優勝に立ち会った門倉聖一は、メカニックという立場であるゆえに一人取り残され、それでも再び≪ゲーム≫に関わってゆくことに。彼の感情が揺れ動くさまの描写も達者なもので、最初は半ば部外者的な立ち位置だった彼が真の意味でチームの一員となってゆくさまは、なかなか読ませます。

描写に割かれている文章の量は上の2人に譲りますが、チームメイトの枕井冬湖と小池智香も魅力的なキャラクター。続刊での、さらなる掘り下げを期待。

そしてこの作品のおいしいところは、SFとしても魅力的なところ。2chでは『エンダーのゲーム』を思い出した、との発言を見かけましたが、わたしはヴァーリの"八世界"を思い出したりしました。これは別に、直接似ている、ということではなく、作者が過去のSF作品から吸収したエッセンスが作品にちりばめられ、魅力的なフレーバーとなっている……ということだと思っていたりするのですが、どうでしょうか(弱気)。

異星人『ゼイ』・≪ゲーム≫・宙のかなたの"くじら"・リリック・アウターシンガー。このあたりのネーミング、いかにもSF、といったセンスで、それだけでわくわくしてきます。今後シリーズが続いてゆく中で、宇宙SFとしても魅力的に展開してゆくことを期待しています。

ということで、今後に期待大、な新シリーズ開幕です。万が一、ここを読まれて興味を持ったという方がおられましたら、ぜひぜひご一読を。

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先日のおかいものメモで言及を忘れていたので、感想のエントリーを(ずいぶん久しぶりだなぁ……)。

 

ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭 ~Chocolate in the cage~』

タイトル: ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭 ~Chocolate in the cage~ (amazon)

作者: 御影

絵師: 若月さな

レーベル: 電撃文庫

出版年月日: 2006-09

ASIN: 4840235600

 

ミステリーの小道具を繰り込んだ学園演劇ファンタジー(長い……)、といったところでしょうか。帯の「学園ミステリー」というのは、少々無理があるかな、と思います。「ミステリー」よりは「ファンタジー」といった方がしっくりきますね。わたしには。

で、肝心の出来の方ですが、結構悪くないのではないかと。伏線の張り方やラストの「ひっくり返し」は、ミステリーの手法を援用していて悪くないつくりです。劇中劇(作中では「劇外劇」なることばも出てきますが、読者からしてみればそれもやはり劇中劇なわけで……)も物語の牽引力として充分に生かされています。

「惜しいな」と感じたのは、キャラクター、特に主人公にいま一歩魅力が足りないというか引き込まれるような何かを感じられなかった、というところでしょうか。おはなしの構成上、仕方がないこととは言えますが……難しいですね。

しかしこの作品、やはり人を選びそうです。わたしはそれなりに面白く読めましたけれど、キャラクターの魅力を前面に打ち出しすタイプの作品を求めていた方は、肩すかしを食わされたように感じるかもしれません。

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先日参加した平和さん主催の2006年上半期ライトノベルサイト杯についておもしろい分析ページを作成された方がいらっしゃったので、防備録代わりにエントリーを作成してみます。

 

まず、ippoさんの"2006年上半期ライトノベルサイト杯 支援頁"。結果をシリーズ別・参加者別に集計し、それをもとに参加者相関グラフ・書籍相関グラフなどを作成されています。

これが、眺めているだけで楽しいという非常に優れた仕事になっています。……わたし自身が参加しているためより楽しく感ぜられる、というのは否定しないところではありますけれども。

しかしわたしの指向性って、これを見るとまいじゃーのtonboさんの至近にあるってことに……。マイナー指向気取りでいたのですが、実は微妙にメジャー指向ということでしょうか? いやしかしtonboさんは"まいじゃー指向"なわけですから……ええっと?<混乱気味

 

次にmizunotoriさん解析

これはmizunotoriさんも述べられているとおり、上述のippoさんの解析を簡略化(?)して判りやすくしたもの、といってよいでしょう。各サイトの投票作品のポイント(=得票数)の平均を算出しておられます。このポイントが高いほどメジャー指向、低いほどマイナー指向と、まあ言えるでしょう。

で、わたしはここでも平均ポイント8.40で7位(全71サイト)と、やはりメジャー指向のご様子。しかも、ポイント8.60のtonboさんの近くに、やはり位置しています(*1)。

こうなるとメジャー指向なんだか"まいじゃー指向"なんだか、自分でも訳がわからなくなってきますね(苦笑。しかし少なくとも、マイナー指向ではない様子。自己認識と実態との差というやつですが……いやはや。

 

*1:tonboさんを意識しすぎってはなしもありますが(汗。そこはまぁ、ご容赦を。

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自分の今年前半の読書をまとめて俯瞰するいい機会でもあるので、平和さんのところ"2006年上半期ライトノベルサイト杯"に参加してみることに。……それって、読んだ本はライトノベルばっかりってことですか(爆?<や、それはその……ねぇ……?

とりあえず、はてなの外からの投票受付ページに(念のため)リンクを張っておいて、と。

それでは、投票と作品の紹介をば。なお、順位とかは特になし。同率1位ってことでよろしく。<誰にともなく

 

【06上期ラノベ投票/4840233136】

ぼくと魔女式アポカリプス (水瀬葉月/藤原々々/電撃文庫/2006-02-10)

ぼくと魔女式アポカリプス

いきなり"これ"を持ってきてみたり。あんまりあげる人は多くはないんじゃないかと予想。

この小説、ライトノベルのメディア(「ジャンル」と書くのはどうにも違和感が……)のみならず、周辺メディア(ライトノベルが「中心」である、と言いたいわけではない。ライトノベルもまた、「周辺」のひとつ)からモチーフやらそれにとどまらないネタの「拝借」をおこない、ひどくいびつな、しかしライトノベル以外の何ものでもない世界を構築しているという、いわばキメラ的な作品。むろん、換骨奪胎はきちんとおこなわれ処理されているので、いわゆる「パクリ」とはほど遠い、まっとうな作品に仕上がっていることは言うまでもない。

魔女・自傷・天使・性別反転・魔術・不死・学園・主人公の独白・眼鏡っこ・エルフ・いもうと・幼なじみ・エトセトラエトセトラ。それら要素をぶち込んでごった煮にしたこの作品が目指すところはどこなのか。単に記号が多いだけなのか。それとも、それらを突き詰めた先のなにかを目指しているのか。なにせまだ序章(でしょう?)にあたる1巻しかリリースされていないわけで、早く先を読みたい。……まさか2巻以降がd(略……がくがくぶるぶる……。

ちなみに、1巻に対しては「サブキャラクターの描写が薄い」という批判も出てくるかもしれず。が、これは……ねぇ? これ以上の言及はネタバレになりそう。……もうなってるかも? これから読むという人、ごめんなさい。

もしまだ「なんだまた"現代学園(異能)もの"か」とか言って読まずに済ませている人がいるのであれば、ぜひご一読を。ここまで「それ」の要素をぶち込んで作ってあるということは、やはりなにか狙いがあるとしか思えない。識者の方々には、その辺をぜひ、解析していただきたく。え? わたし? いえ、普通にさっぱりさっぱりですが、それがなにか?

ぇえっと、そうでなく普通にスルーしてたって方々。面白い! ……と思うので、ぜひ読んでみてくだされい。

 

【06上期ラノベ投票/4044266093】

お・り・が・み 光の従 (林トモアキ/2C=がろあ~/角川スニーカー文庫/2006-03-01)

お・り・が・み 光の従

本来であればシリーズ完結編である『お・り・が・み 澱の神』を入れるところなんですけれど、発売日が2006/07/01ということで、ぎりぎり今回の集計対象作品でなくなってしまっているのでこちらを。

以前完結編である『お・り・が・み 澱の神』の感想を書いてますが、基本的な感想はそれと一緒。あくまで、この巻単体ではなくシリーズ全体に対しての票、ってことで。

では一応、この巻単体に関する感想も。主人公である鈴蘭が終盤まで登場しないという、シリーズ中でもちょっと異色の構成になっているので、特にそのあたりが読みどころではないかと。主人公にして状況のキーとなる人物である鈴蘭の思惑と行動を登場人物たちのみならず読者からも隠しておくことにより、作品の緊張感はシリーズ中随一の高さに。そして主人公の出番が減ることで必然的に増える脇役たちの活躍が、これまた燃える。

そう、「萌え」ではなく「燃え」。主人公(および一部脇役たち)がメイドの格好をしていると思って侮る事なかれ。このシリーズの基調は徹底的なまでに「燃え」。……や、ギャグも多いんだけれどね? でもシリーズが進むにつれてギャグの割合は減ってゆくし。それでもミョーなセンスは、シリーズ最後まで健在なんだけどね(『おかしな者』とか)。

……いかん脱線した。ともかくこの巻では、それまでに出てきた各組織のぶつかり合いを描くことで作品世界をいっそう広げ、ラスト完結編に向けて盛り上げることに成功しているかと。そしてこのシリーズ……というか作者独特の、大風呂敷を暴力的なまでにがんがん広げてゆく感覚。スケールアップのスピードが疾走感をあおり、とにかく一度読み始めたら巻置くをあたわず、な一冊。

もしまだこのシリーズを未読だという方は、本当にラッキー。さっさと1巻からまとめ買いして一気読みをぜひ。非常に愉快で燃える時間を過ごせることは間違いない……と思う(微妙に弱気)。

ちなみに、このシリーズについては極楽トンボさんが現在プッシュ中。夏コミ(C70)にて同人誌(CD頒布だそうだけれど)も頒布する模様。コミケ行かない人なので入手できないのが残念。

 

【06上期ラノベ投票/4488451020】

夏期限定トロピカルパフェ事件 (米澤穂信/片山若子/創元推理文庫/2006-04-14)

夏期限定トロピカルパフェ事件

これは結構あげる人も多いかも。米澤さんに関しては「創元推理文庫なんだからライトノベルじゃない」とか言い出す方もいないだろうし。

わたし的には文句なしのできなので、前作の『春期限定いちごタルト事件』ともども「読め。いいから読め」で済ませてしまってもよいのだけれど、さすがにそれでは感想にならないしなぁ。

とはいえ、いざ感想を書こうとすると難しい。なにせ本作はライトノベルであると同時に(あるいはその前に)ミステリー小説でもあるからだ。こんな場末のページとはいえ、未読の方への配慮としてネタバレを避けるのは当然のこと。結果として、内容にふれる感想を書くのが難しくなっている。なにせわたし程度では、多少の注意を払ったところで、うっかりどこかでネタバレをかましてしまう可能性を排除できないのだ。ちなみに本書には結構長い解説が付されているが、これは読了後に楽しむことを推奨。ネタバレと呼べるほど凶悪なものはなかったと思うが、やはり初読時の興をいささかなりと削ぎかねない。

どうしたものかと困るが、この小説では、いかにもライトノベルらしいキャラクター性とミステリーとしての構成が分かちがたく結びついている(くらいのことは書いても……良いのかなぁ。悩む)。そのような小説はこの作者の真骨頂(の一つ)であり、その持ち味が遺憾なく発揮されていることは間違いない。シリーズ前作『春期限定いちごタルト事件』や古典部シリーズの『クドリャフカの順番』と比べてどちらのできが上か評価が難しいところだが、個人的にはこの『夏期限定トロピカルパフェ事件』が一番好みには合っていたようだ。

ほかにも多くの方が投票するだろう本作は、間違いなく2006上半期屈指の一作。未読の方は(こちらも未読であれば前作『春期限定いちごタルト事件』も)必読。読んで損なしの一冊。……これって上でも書いたな……。極上の甘さのケーキと苦み抜群のコーヒーのコンボのような味わいを、ぜひどうぞ。

 

【06上期ラノベ投票/4086303027】

銀盤カレイドスコープvol.7 リリカル・プログラム: Be in love with your miracle (海原零/鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫/2006-06-23)

銀盤カレイドスコープvol.7 リリカル・プログラム: Be in love with your miracle

本シリーズ作者のデビュー作『銀盤カレイドスコープvol.1/vol.2』は、まさに快作と呼ぶにふさわしいできだった。そのシリーズも最終章に突入。その最終章第1作が、現時点(2006/07/16)でのシリーズ最新作である本書。

今作では、シリーズの華であるスケートシーンは(少し残念だけど)抑えめ。この後に続く最終章への入り口という本作の役目上仕方のないこととはいえ、そこは少し残念。

しかしその分、この巻ではキャラクターたちのアスリートとしての「思い」に大きくページが割かれている。絶望・苦悩・葛藤・そして希望、いかにもきつい話ではあるが、それを糧に前に進む以外に道はなく、それを避けては決して上にゆくことはできない。本格的に「競技者」をやったことなどないわたしにも想像できるくらい、それは生々しい描写。そしてそれでもまさに「競技のために生きる」彼女たちが、泥臭くもなんと輝いていることか!

そしてサービスシーン(?)の方も、質量とも似期待以上。なんというかこれは……その……すごいものだ、と言うしか。もちろん単なる読者サービスではなく、きちんと本作のメイン要素であるキャラクターの心の動きに絡めているのもお見事。

最終章の入り口、「溜め」の巻として充分に魅力的な本作。既にこのシリーズの読者であるのならば、どうのこうの言うことはない。もしシリーズ未読であれば、まずはvol.1/vol.2(2冊で一つの話になっている)を読んでみてほしい。きっと先を読みたくなること請け合いである。

 

【06上期ラノベ投票/4757728069】

"文学少女"と死にたがりの道化 (野村美月/竹岡美穂/ファミ通文庫/2006-04-28)

……と、この部分を書いている途中でタイムアップ。すまーん。あいすまーん。

感想はまた後日書き足しということで(ぉ。

 

で、次点……というか、そのほか印象に残った本も記録。こちらも順不同・1作家1冊限定。

上の分だけで力尽きているので、個別の感想とかはなしで。陳謝。

  • 半分の月がのぼる空 6 life goes on (橋本紡/山本ケイジ/電撃文庫/2006-02-10)
  • 断章のグリム I 灰かぶり (甲田学人/三日月かける/電撃文庫/2006-04-10)
  • ボクのセカイをまもるヒト (2) (谷川流/織澤あきふみ/電撃文庫/2006-06-10)
  • 狼と香辛料 II (支倉凍砂/文倉十/電撃文庫/2006-06-10)
  • 封仙娘娘追宝録・奮闘編 (5) 最後の宝貝 (ろくごまるに/ひさいちよしき/富士見ファンタジア文庫/2006-02-18)
  • 殺×愛3 -きるらぶ THREE- (風見周/G・むにょ/富士見ファンタジア文庫/2006-05-20)
  • ぼくのご主人様!? (鷹野祐希/和泉つばす/富士見ミステリー文庫/2006-01-07)
  • うれしの荘片恋ものがたり ひとつ、桜の下 (岩久勝昭/ごとP/富士見ミステリー文庫/2006-06-10)
  • 円環少女 (3) 煉獄の虚神 (下) (長谷敏司/深遊/角川スニーカー文庫/2006-04-01)
  • 荒野の恋 第二部 bump of love (桜庭一樹/ミギー/ファミ通文庫/2006-01-30)
  • 永遠のフローズンチョコレート (扇智史/ワダアルコ/ファミ通文庫/2006-02-27)
  • ふたごクリスタル ゴーレムxガールズ (2) (大凹友数/KEI/MF文庫J/2006-01-25)
  • 侵略する少女と嘘の庭 (清水マリコ/toi8/MF文庫J/2006-03-24)
  • 戦う司書と雷の愚者 (山形石雄/前嶋重機/スーパーダッシュ文庫/2006-04-25)
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再読感想: 『お・り・が・み』シリーズ: タイトル: お・り・が・み 天の門 (amazon) お・り・が・み 龍の火 (amazon) お・り・が・み 外の姫 (amazon) お・り・が・み 獄の弓 (amazon) お・り・が・み 正の闇 (amazon) お・り・が・み 光の徒 (am...
2006-12-03
2006年上半期ライトノベルサイト杯支援頁 あんど mizunotoriさんの分析: 先日参加した平和さん主催の2006年上半期ライトノベルサイト杯についておもしろい分析ページを作成された方がいらっしゃったので、防備録代わりにエントリーを作成してみます。 &nbsp; まず、ippoさんの"2006...
2006-08-05
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2006/07/15 17:00:12: 感想: 『空とタマ』

カテゴリー: 読書
投稿者: さひろ
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富士見ファンタジアからデビューした(って、もう2年くらい前ですが)鈴木大輔氏については「この先大丈夫なのかな~」と思っていました。なんの話かといえば、同作者によるシリーズ『ご愁傷さま二ノ宮くん』のこと。いや、余計なお世話だとは判っているのですが、デビュー作がそのままシリーズ化してそれ以外の作品をリリースせず、しかもそれが『~二ノ宮くん』。なので、正直このまま、このシリーズのみの作家として使い潰されるんじゃないかと思っていたわけです。

で、杞憂でした。……多分、ですが。ってか、上の文、大きなお世話ってかんじですな。鈴木氏に失礼ですよ? ……って、自分で書いておいてなに言ってるやら。すみません。陳謝。

……と、ということで、同作者によるノンシリーズ(ですよね?)長編新作『空とタマ』の感想です。

空とタマ

どちらかといえば、ってかいわなくても(変な日本語だ)、ストーリーがどうのこうの、という小説ではなく、登場人物の心の動きにフォーカスして読むタイプの小説かと。書き込まれている主人公の「オレ」はもちろん、ヒロインの「タマ」にも注目。というか主要登場人物は2人だけなので、ほかになにを読むんだ、ってかんじですが。

ちなみにわたしは、この小説の後半部分を読んでいるとき、本を読んでいる頭の半分で自分の母親のことを考えてしまったり(汗。わたしはどう考えても「いい息子」ってなもんじゃなくって……って、ここに深入りすると泥沼だからやめやめ。つーか、この時点で充分恥ずかしいこと書いていますが(大汗。

とにかく、そういったことに思いをはせさせるくらいには、力のある作品だ、ってことで。……照れが入って微妙な書きようですが、ほめているつもりです。一応(ぉ。少なくとも、読んでも毒にも薬にもならない、ってことはない……はずです。揺さぶられてしまったわたしの方が弱々だ、ってはなしもありますが(汗。

結論としては、予想を上回った収穫作だった、ということで。以上、感想でした。

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ラノベ365日
空とタマ/鈴木大輔: 空とタマ―Autumn Sky,Spring Fly鈴木 大輔 富士見書房 2006-07by G-Tools 【家出をした俺は、いつもの廃墟倉庫に向かった。しかし、その日は様子が違ってた。上階に誰かがいる。そいつは俺の行動に難癖をつけてくる。かくして俺と彼女の攻防戦がはじまった】 「キミの弱点..
2006/07/17 02:20:01
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2006/07/07 03:28:48: 七夕

カテゴリー: 読書
投稿者: さひろ
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さっぱり寝付けません。こんなときは、せめて横になっておくのが当たり前の手段なのですが……。いけませんね。これでは体調が悪いのも当然です

それはそうと、今日はもう七夕。東京では晴れの夜空は難しそうですから、七夕ゆかりのえろげ(苦笑)やら詩(李賀しか識らないけれど)やら、思い浮かべて過ごすことにしましょうか。

まず引っ張り出してきたのはわたしが偏愛する(そう吹かす程識ってるの?)ところの李賀作『七夕』 。手持ちの原田憲雄版(東洋文庫)からの引用です。訳詞や読み下しは、このさい勘弁。どんなものか識りたい方・なにか引っかかりを感ぜられた方、どうかどうか、検索してみてくださいませ。

 

七夕

別浦今朝暗

羅帷午夜愁

鵲辭穿線月

花入曝衣樓

天上分金鏡

人間望玉鉤

銭塘蘇小小

更値一年秋

(李賀歌詩編 1 蘇小小の歌/原田憲雄 訳注/東洋文庫645/平凡社)

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カテゴリー: 読書
投稿者: さひろ
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『お・り・が・み 澱の神』表紙画像

最近もっともお気に入りのライトノベルのひとつ『お・り・が・み』シリーズの完結編。期待を裏切らない、どころか、期待をものすごい勢いで上回って空のかなたまで吹っ飛ばす素敵なできばえの一本。

もっと熱い紹介が、tonboさんのまいじゃー推進委員会このへんにあります。

今巻のお話をかいつまんでまとめれば、最後の収束に向けてバトルが連続する展開(なにせ「フルバトルメイドアクション」ですし)が、まずは続きます。しかしこれが「バトルのためのバトル」に堕ちず、あくまでも「物語の一部」として展開されるため、興ざめすることはありません。そしてその戦いのあと、たどり着いた場所で明かされる世界のカタチ。そして主人公たちに明かされる - と、あんまり書きすぎるとネタバレ興ざめなので、この辺で。

全体の感想としては、ここまで、細かい伏線の回収だの整合性だのはどこ吹く風。ひたすら暴力的なまでにエスカレーションしてきた物語が、最後の最後では(多少強引ながらも)きっちり風呂敷をたたまれ、正しく主人公の成長物語へと回収されてみごとに着地したのは、お見事だったし、やはり正しくもあると思います。直球の剛球ってのもいいよね、ってこと。

しかし視姦魔神マリーチの真実が語られる場面、ゲ(以下略が持ち出されたあたり、結構本気で「ぐっと」きてしまいました。ネタ自身は、ライトノベルでもたまに見かける(ような気がする)ものなのですが、使い方がグッド。その場面では、ひたすらに「人間」の肯定が行われます。ひねこびることなく、ただまっすぐに。それはやはり、主人公のまっすぐな成長を描き出した本シリーズにふさわしい描き方だったかと思います。

どうも、ゲ(以下略が持ち出されていたことにびっくりしたためか、冷静さ(そもそも持ち合わせているのか?)を欠いてしまいました。いやその、個人的にいろいろ思い入れがあったりするので(汗。閑話休題。

しかし衝撃(?)だったのは、あとがきで「当初の構想はほとんどゼロ。あとはアドリブと言っても過言ではない」と、作者の林トモアキ氏が語られていたところ。まぁ読者サービスとしての「あとがき」ですから、話半分以下に割り引いたとしても、全7巻という物量を、よくそれで乗り切れたものだな、と。反面、あの気持ちいいくらいにエスカレーションする展開はアドリブの産物かと、納得……できねぇ、やっぱ(苦笑。

この「感想」もそろそろ締めなのですが……なんだかいろいろ的外れなことを書いてしまった気も。結局このシリーズの第一の魅力は、ほとんど暴力的なまでにお話のスケールがエスカレーションする暴走感覚(大風呂敷ががんがん広がってゆく、とも)。そのはちゃめちゃなまでのドライブ感覚をわたしは楽しんだし、みなさん(だれ?)にも楽しんで欲しいな、と思います。一ファンとして。

 

2006/07/06更新: トンボさんの絶賛っぷりがまた素敵だったので、リンクを張るエントリーを変更。あと文章をちょっと修正。トンボさんが「最高傑作」なんて言葉まで持ち出して絶賛しているのが、自分がほめられたわけでもないのに嬉しい。でも本読む人なら、この感覚判るよね?

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再読感想: 『お・り・が・み』シリーズ: タイトル: お・り・が・み 天の門 (amazon) お・り・が・み 龍の火 (amazon) お・り・が・み 外の姫 (amazon) お・り・が・み 獄の弓 (amazon) お・り・が・み 正の闇 (amazon) お・り・が・み 光の徒 (am...
2006-12-03
&quot;2006年上半期ライトノベルサイト杯&quot;に投票: 自分の今年前半の読書をまとめて俯瞰するいい機会でもあるので、平和さんのところの"2006年上半期ライトノベルサイト杯"に参加してみることに。&hellip;&hellip;それって、読んだ本はライトノベルばっかりってこ...
2006-07-16
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投稿者: さひろ
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ジューンブライド上等。

おととい買った『ジューンブライド上等。』、読み終わったので感想を書いてアップしようとしたのですが。が......。途中家事をやっていたりして時間がかかったせいか、ブラウザ上のエディタで書き上げてアップしたら「チケットの有効期限が切れている」などとぬかして、ポストをはねてくれやがりました。脱力。

ということで、気力が戻るようなことがあったらもう一度書くかも(ぉ。

とりあえずの感想としては、粗や細かい不満点はあれど、それなりに満足。楽しい読書。

病院の待合室や電車の中で読んでいたのだけれど、ラスト近くでは「にやにや笑ってる変な人発生」状態に(苦笑。作者三浦氏の、今後の成長に期待。

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まいじゃーの極楽トンボさんががお奨めしていたのに興味をひかれて、スニーカー文庫から出ている『お・り・が・み』シリーズ(作者: 林トモアキ)を読んでみていたり。

なかなか面白いではないですか? いや正直、なめてましたすみません、という感じです。

できればもう少し突っ込んだ感想を書けたらなー、と思っています。「本を読んだ感想を言語化する」という作業をずーーーっっと長い間さぼっていたので、そのリハビリも兼ねて。

う~ん。書けるかな~? なんかこのまま放置、となる悪寒予感もするのですが……。

 

とりあえず第1巻『天の門』に関する情報として、版元である角川へのリンクを張っておきます。

お・り・が・み 天の門

友人・知人

読書とか

げーむとか

  • 個人的には今一番期待しているかもしれない、新作が待ち遠しいPCゲームメーカー、PULLTOPさん
  • シナリオにトノイケ氏、原画に☆画野朗氏の『水月』コンビ。これで期待せずになにに期待すると? Cuffsさんのサイトです
  • その真摯な姿勢には、いつも頭が垂れます。オーガストさん
  • PS2版「あけるり」のため、PS2を買うべきか買わざるべきか。難問を突きつけてきてくれたARIAさん
  • 次作もじっくり作り上げていって欲しい。これまた大好きなゲームをリリースしてくれるALcotさん
  • ハイレベルな画面演出にはいつもうならされ、圧倒される。そんなminoriさんのサイトはこちら
  • いつも斜め上を突っ走る創作者集団の、期待の次回作はいずこに……ケロQさん
  • 幸福荘で3人がんばるQ-X。ひねくれ者のわたしでも、彼らには敬服。そしてありがとう、いつも楽しい作品を

そのほか

  • なつめえりさんのサイト。やわらかでかわいらしいイラストが魅力的です。『ネコっかわいがり!』で商業原画デビューを果たして、これからブレイク……してくれることを希望